月別アーカイブ: 2018年7月

2018年7月12日

「 外国人観光客、90%以上が『満足』 」
方言ニュース7月12日(木)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

昨年度に沖縄を訪れた外国人観光客のうち、
旅行に「満足している」と答えた人の割合が
90%を超えていることが、県が実施した調査で明らかになりました。

「満足」とした外国人観光客の割合は、
空路客が前の年度に比べて0・1ポイント増の95・1%、
海路客が0・5ポイント減の92%でした。
航空路線の拡充やクルーズ船の寄港回数の増加で
沖縄を訪れる外国人観光客が増加する中、
満足度も高い状況となっています。

空路客のうち初めて沖縄を訪れたのは80・6%を占め、
2回目が12・8%、3回から5回目が5・5%でした。
このうち台湾や香港は複数回沖縄を訪れている客が多くなっています。
県内での宿泊数は台湾や韓国、中国の旅行客は3泊から4泊が多い一方で、
アメリカから訪れた人の4割近くが7泊以上の長期滞在をしていました。

県内での主な訪問先は、空路客はコンビニエンスストアが
85・1%で最も多く、次いで、海岸・ビーチの83・1%、
自然景勝地の79・1%、スーパーマーケットの77・5%などと続いています。
一方、海路客の主な訪問先はドラッグストアが61・9%で、
以下、スーパーマーケットの36・7%、コンビニエンスストアの34・1%などでした。

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キューバに移民したうるま市男性の情報を求める

2018年7月11日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

うるま市石川に住む佐次田幸栄さん(92)歳が、
知人から預かった写真に写る
キューバ移民の男性2人についての情報を求めています。

佐次田さんはおよそ15年前、
地元のうるま市石川の歴史について調べ始め、
石川歴史民族資料館に通っていました。

写真はおよそ10年前、
石川出身のキューバ移民について
佐次田さんが調査している際、
知人から預かったものです。

この知人はキューバに移民した船乗りで、
キューバ滞在時に写真の男性から手渡されたということです。

佐次田さんは
「やんばる出身だろうということしか聞いていない。
家族がいれば、写真を渡したい」と話し、情報提供を求めています。

連絡先の佐次田の電話番号は098(965)0471です。
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忠孝酒造社長 大城勤さん

大城さんは昭和31年生れ、豊見城市の出身。
昭和55年東京農業大学の醸造学科を卒業後、忠孝酒造に入社、平成3年に代表取締役に就任、現在に至ります。
忠孝酒造の経営理念は「泡盛文化の継承と創造」、琉球大国時代から続く泡盛という「文化」を通じて、地域社会への貢献を
如何に具体化していくか、大城さんのメインテーマです。
平成23年には地元豊見城市に観光施設「くーすの杜」をオープンさせました。
近年では多くの外国人観光客が訪れるようになっているとのこと。
大城さんは豊見城市観光協会の会長も務めています。

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読谷の民話集「ゆんたんざむんがたい」 村教委が発刊

2018年7月10日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

読谷村教育委員会はこのほど、
村内の民話を採集してまとめた絵本
「ゆんたんざむんがたい」を発行しました。

村内の字別におよそ2千話をまとめた
「村民話資料集」の中から40話を収録したもので、
村内のシマグチと日本語を掲載しました。
資料集をまとめるに当たって、
村内の話者から聞き取った音声を収録したCDも
付録として付いており、
アニメDVDと紙芝居も制作しました。

読谷村内には5千以上の民話があるとされる中、
村歴史民族資料館は1976年に、
村民有志らによる「読谷ゆうがおの会」も参加する中、
民話の採集を実施し、
2003年に「村民話資料集」を完成させました。

その後、県内でのしまくとぅば普及の機運の高まりなどを受け、
「ゆんたんざむんがたい」の編集に取りかかり、
子供たちが親しみやすいよう民話の内容などを考慮しながら、
2013年度から絵本にまとめました。

ゆうがおの会の山内会長は
「語りに忠実に再現した採話集は言語学の資料にもなる。
人生の教訓を民話を伝えている。子供たちにも受け継ぎたい」
と意気込んでいます。
「ゆんたんざむんがたい」は
村内の小中学校や公民館に配布された他、
「世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアム」でも
読むことができます。

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植物も愛情を受けてぐんぐん育つ?!

方言ニュース  
2018年7月9日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

与那国町立久部良小学校の5年生4人が
このほど、理科「発芽と成長」の授業で
ユニークな実験結果のまとめを話し合いました。

実験では、発芽に必要な条件として
「水」「空気」「適度な温度」について調べたもので、
児童からは「愛情を持って育てないと
いけないと言うから」という声が出たため、
「愛情あり」と「愛情なし」の実験に
取り組むことにしました。

「愛情あり」の方には「かわいいなあ、早く大きくなれよ」
などと優しい言葉をかけ、
「愛情なし」の方は「ばか」などの
声をかけました。

その結果、「愛情あり」の方はどんどん茎が伸び、
「愛情なし」の方は発芽したときのままの状態から
全く変わりませんでした。

予想以上の差に児童らからは
「成長の差に驚いた。
植物も愛情ある言葉を言ったほうが元気になる。
人間も植物と同じで愛情がいる」などの感想が出ました。

担当教諭は
「科学的根拠があるわけではなく
偶然かもしれないが、
児童が日々の生活の中で友達や家族など
互いを思いやる気持ちを育むことにつながるといいと思う」
と話しました。
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ニワトリから「ガチャガチャ」の卵?!

琉球新報の記事から紹介します。
読谷村古堅で飼育されているニワトリが
このほど、不思議な卵を生みました。
この鶏を飼っている71歳の男性が見つけたものです。

卵は「ガチャガチャ」の愛称で親しまれているカプセル玩具に似た形をしており、
中央にくっきりと線があるということで、
男性は「これまで5千個の卵を見てきたが、初めてだ」と目を丸くしました。
ガチャガチャ卵が発見されたのは、先月、6月12日の昼ごろで、
「誰かがいたずらして、カプセル玩具を入れたのかと思った」ということです。
しかし、鍵は閉まっていて、外部から侵入された形跡はなかったということで、
質感もいつもの卵と一緒でした。
沖縄こどもの国の54歳の男性獣医師は
「初めて見た。珍しいと思う」と驚き、卵の殻の線はくぼみだと話し、
「卵の殻をつくるときに、何らかの異常があったのではないか」と推測しました。

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2018年7月5日

「 県立図書館が完全休館に。 」
方言ニュース7月5日(木)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

那覇市泉崎への移転に伴い、那覇市寄宮で業務を続けてきた
県立図書館が先月29日、完全休館となり、
開館以来38年にわたる寄宮での歴史に幕を閉じました。

また、この日は、「さよならコンサート~本とカルテットの響~」が開かれ、
普段は静かな図書館に弦楽四重奏の美しい音色が響き渡り、
訪れた100人を超える県民が、休館前の「最後の時」を共有しました。

コンサートは作家の村上春樹さんをテーマに、
小説の中に登場するバッハやシューマン、ブラームスなど、
クラシックの名曲が一般社団法人楽友協会おきなわの
演奏者らによって披露されましたが、館内での写真撮影も許可され、
多くの人がカメラを片手に館内の様子を撮影しました。

移転先の建設状況を見た後、図書館を訪れたという(37)歳の男性は、
館内の様子を感慨深そうに写真に収め
「与儀公園と一体化している建物の雰囲気が良かった」と語りました。
図書館の職員によりますと、先月末までに蔵書80万冊のうち、
およそ30万冊の箱詰めが終了しており、
今後、12月の新館開館に向けて、移転作業が急ピッチで進められます。
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伊良部高校の来年の入学募集停止が決定

2018年7月4日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

県教育庁は、入学者減少を受けて
来年の入学生から県立伊良部高校の
募集を停止することを決めました。

今月中にも開かれる教育委員会会議に諮り決定します。

募集停止は実質的な廃校ですが、
地域から県立高校がなくなった例はないということです。

伊良部高校は、伊良部島の人口減少に伴い
恒常的に定員割れしているとして、
来年から募集停止し、宮古高校に統合することが
県立高等学校再編整備計画で示されていました。

しかし、地元から存続を求める声や、
2015年1月には伊良部大橋が開通したことから
「子どもが増える可能性がある」として
推移を見ながら地元との意見交換を続けてきました。

ただ開通後も入学生は定員40人に対し減少傾向にあり、
今年度は7人にまで激減しました。

また島内にある伊良部、佐良浜の2つの中学校で行った
伊良部高校への進学希望調査でも、
進学を希望したのは1年生は在籍者40人中2人、
2年生は29人中1人、3年生は49人中1人にとどまりました。

これらの結果を受けて県教育庁は
「募集を停止せざるを得ない状況」と判断しました。

在籍する生徒が宮古高校に合流するのか、
伊良部高校に残るかなどは
保護者の意見を聞きながら検討するということです。
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