月別アーカイブ: 2015年10月

土曜朝塾 開講

方言ニュース
10月29日  放送分
今日の担当は 伊狩典子さんです。

土曜朝塾 開講

那覇市若狭公民館は今月から大学生が那覇中学校区の児童生徒の自主学習を
サポートする学習支援『土曜朝塾』を開講しており個別指導や独自授業が
受講している子どもたちに好評です。

朝塾の企画運営は、琉球大学の学生による団体『IKAROS(いかろす)』が
担当し、教職員を目指す琉大教育学部の学生らが講師を務めているもので、
受講している児童生徒23人が、午前中の2時間、公民館での自主学習に励んでいます。
去る17日には自主学習後、大学生ら考案のゲーム要素を加えた漢字学習が行われ、

児童らは「師走」の漢字をイラスト化するなど、
学びと遊びを一体化した学習を楽しみました。
若狭小5年の本永理沙さんは
「大学生は分かりやすく教えてくれるし、こういうゲームも楽しい。
最後まで朝塾に通いたい」と話し、講師を務めた教育学部1年の宮城志帆さんは
「実践的な朝塾での経験は今後に生きると思う」と充実した表情を見せていました。
若狭公民館では朝塾を今年12月12日まで開講し、来年度以降も継続して、
事業を展開する計画で、学校・地域・大学生が連携して子どもたちの健全な成長を
見守る体制づくりを目指します。

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奥武島の観音堂400年祭り開催へ、地元に熱気

2015年10月28日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報ニュースです。

南城市玉城奥武区の奥武観音堂前広場で来月1日、
奥武観音堂400年祭が開かれます。

400年ほど前、奥武島に漂着した中国船を島民が救助し、
その返礼に中国から贈られた黄金の観音像を祀ったのが観音堂の由来で、
祭りは5年に1度行われ、
島の守り神である観音堂に感謝をささげます。

18日には広場でリハーサルが行われ、
観音堂に奉納する棒術、臼太鼓を区民らが演舞し、
練習に熱がこもりました。

女性たちが踊る臼太鼓は観音堂祭のほか、
毎年十五夜に踊られ、
太鼓を打つ6人の音頭が7つの節を歌い、
女性たちは輪を描きながら貫花、四つ竹、
伊集の花を持って厳かに踊ります。

音頭を務めておよそ20年の嶺井美香子さん(48歳)は
「奥武島でも伝統の継承は課題だ。
臼太鼓をなくさずに受け継いでいきたい」と力を込め、
数え51歳まで参加できる音頭を終えた
「音頭アガイ」の中本節子(79歳)も練習を見守り、
「よそから嫁に来た女性たちも頑張ってくれている。
とてもありがたい」と目を細めました。

一方、棒術は奥武島棒術保存会の男性たちが演舞し、
津堅島から伝わり奥武島で発展した棒や櫂のほか、
もりを使った奥武島独特の演舞もあるということです。
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