GO!GO!ダウンタウン 国際通り発
2022年5月31日(火)
今週は国際通りにある老舗の呉服店・十文字屋呉服店にお邪魔しています。
夏といえば「浴衣」 。「浴衣」や「帯」についてお話を伺います。
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十文字屋呉服店
那覇市松尾2丁目8−6
電話 098-867-3392
営業時間 11:00~18:00(時短営業中)
定休日 水曜日・第3日曜日
https://jumonjiya.jp/
2022年5月31日(火)放送分
担当は宮城葉子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
3歳で母と死に別れ、
戦後の苦しい時代の伊江島で祖母に育てられた
伊江村出身の福地治明さんがこのほど、
福地家のルーツをたどり、
村民の証言を基に祖母の実家を探し当てました。
福地さんは1941年、今は亡き両親の間に
6人きょうだいの末っ子として
伊江島で生まれました。
福地さんが3歳になって間もない頃に
実母は病気で世を去りました。
母の顔を覚えておらず、
写真も残っていないという中で、
福地さんはずっと
母の面影を追い続けてきました。
戦中、福地さんの家族は父と離れ、
2人目の母と一緒に本部や今帰仁村に疎開しました。
福地さんが中学生になった頃、
父方の祖母のマガさんと一緒に
暮らすことになりました。
マガさんを3人目の母と慕う福地さんは
「祖母には迷惑をかけた。厳しく育ててもらい、
今になってようやく祖母の教えが
身に染みている」
と語ります。
子や孫に福地家のルーツを残したいという
思いで数年前から門中の調査を始めた
福地さんは、92歳の村民の男性の証言で、
祖母のマガさんの実家があったとされる場所を知り、
「相当迷惑をかけた祖母の実家が
分かっただけで、母に会えた思いだ」
と涙をにじませました。
2022年5月30日(月)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
琉球びんがた普及伝承コンソーシアムと
琉球びんがた事業協同組合はこのほど、
琉球びんがたネクストデザイン
コンペティションの受賞作を発表し、
グランプリに坂本希和子さんの
「蓮華丸繋文様」が選ばれました。
このほか企業賞に8作品が選出されました。
受賞作品はコンソーシアムや協賛企業の
コラボアイテムとして商品化や
販売を目指します。
グランプリ作品は蓮の花や蝶、格子を配置して
万華鏡のように広がる世界を表現したもので、
紅型工房に勤務する坂本さんは
「紅型の色彩にひかれてこの道に進んだ。
技術を磨いて今後も作品を作っていきたい」
と意気込んでいました。
コンペティションは沖縄の日本復帰50周年を記念して開催されたもので、
職人や芸大卒の紅型作家から作品を募りました。
県内外から30点のエントリーがあり、
20点の作品が提出されました。
審査した県立芸大の名護朝和教授は
「若い人たちからたくさんの応募があり
エネルギーを感じた。
紅型には自由で面白い作品がたくさんある。
次代を担う人たちが新しい紅型をつくってほしい」
とエールを送りました。