月別アーカイブ: 2019年8月

南風原町の金城さん夫妻が12年ぶりの再会をよろこぶ

「南風原町の金城さん夫妻が12年ぶりの再会をよろこぶ」

方言ニュース8月30日(金)放送分。
今日の担当は林京子さんです。
方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。

孤児となり、「マンホールチルドレン」という厳しい境遇から
苦学の末に医師となったモンゴル人女性のネレグイ・ドラムスレンさん(24)歳が
このほど来沖し、南風原町の金城京一郎さんと智子さん夫婦と12年ぶりに再会しました。

ドラムスレンさんは7歳の時に母親が病気で亡くなり、
父親もいなかったために孤児となりました。

氷点下の過酷な環境を生き抜くため、一時はマンホールに身を寄せましたが、
10歳の時、ダルハン市にある児童保護施設「太陽のこどもたち」に入所しました。

そして、2005年、施設の子どもと共に
モンゴルの伝統芸能などを披露するコンサートを県内で開き、
この時、ドラムスレンさんは金城さん宅に滞在しました。

ドラムスレンさんは去年6月から
ウランバートル市の国立病院で産婦人科の研修医として一歩を踏み出しており、
12年ぶりの再会に金城さん夫妻は
「笑顔があの頃のまま。遠い所を訪ねてきてくれてこんなにうれしいことはない。
小さなころから賢い子だった。お医者さんになる夢をかなえて本当に立派」と涙ぐみ、
ドラムスレンさんは「沖縄のきれいな海と、お父さんお母さんにまた会えた。
本当にうれしい」と声を弾ませました。

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「第2回建築設計競技」で優秀賞

2019年8月29日(木)
担当 上地和夫先生

琉球新報の記事から紹介します。

沖縄職業能力開発大学校2年生の上間光厘さん19歳が
「第2回建築設計競技」で優秀賞に当たるメガソフト株式会社賞を受賞しました。

家族や地域との交流を促す空間づくりが評価された上間さんの作品は
楽器店や音楽教室が併設する音楽一家の住宅をイメージしており
核家族化により家族や地域とのつながりが薄れていることを挙げ
誰でも出入りしやすい共有スペースを設けています。
上間さん自身が実生活の中で
「スマートフォンの普及で家族の会話が減った」と感じており
親子の生活スタイルを細かく設定し会話が増えるような住宅づくりを表現しています。

上間さんの将来の夢は
「設計事務所に入りショッピングモールなど人が集う場所を設計すること」と話しており
指導した山城一美教諭は
「デザイン力があり検定や大会などにも意欲的」と評価し
「受賞をきっかけに自信を持って自己表現してほしい」と期待を寄せていました。

「第2回建築設計競技」には「店舗併用住宅」をテーマに
全国の大学や大学院職業能力開発校などから63作品の応募がありました。

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岡野 薫先生「ドイツ語圏について学ぶということ」(後篇)

「万国津梁」とは、「世界の架け橋」を意味する言葉。
沖縄国際大学で日々どのような研究や教育が行われているのかを発信していく番組です。
8月28日の放送では、総合文化学部 英米言語文化学科の 岡野 薫先生を迎えてお送りしました。
講義タイトルは「ドイツ語圏について学ぶということ」(後篇)です。
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全日本写真展で知念高校生が大活躍!

2019年8月28日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

全日本写真展2019の受賞作品が発表され
知念高校2年生の新垣梨乃さんの
4枚組の作品「SOMEDAY」が
高校生部門の金賞に輝きました。

高校生の部「金賞」の新垣さんの作品は
弟がシャボン玉で遊ぶ様子を
さまざまな角度から捉えており、
「大人だったらこういう写真を撮って
こういう組み方はできない。
大人の頭の固さを反省させられるような作品だ」と
講評がありました。

新垣さんは卓球部に所属しながら
今年4月に写真部にも入部。

作品は5月に撮影しており
「試しにいろんな角度から撮ってみた。
金賞と聞いて、本当かなと思った」と
実感が湧かない様子でした。

知念高校では新垣さんの他にも
堀田愛里さん(3年生)が銀賞、
小出ま凛さん(3年生)と
仲嵩陸由さん(2年生)が銅賞を受賞し
島袋禎礎さん(2年生)も入選しており、
全国規模のコンテストで知念高校の生徒の感性が光りました。

写真部顧問の比嘉友里教諭は
「こんなにたくさんの生徒が
同時に入賞するのは初めて。
才能豊かな生徒が多く磨けばもっと光る」と喜んでいました。

尚、全日本写真展2019には高校生と一般両部門に 
全国からあわせて5396点の応募があり、
一般の部では県内から永味節子さんが入選し、
比嘉清真さんが都道府県優秀賞を受賞しています。
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平和への想い歌に乗せ 75年目の対馬丸慰霊祭

2019年8月27日(火)

琉球新報の紙面からお伝えします。

太平洋戦争中に
児童や一般の疎開者を乗せた「対馬丸」が
アメリカの潜水艦の魚雷攻撃を受けて沈没し
8月22日で75年を迎えました。

那覇市若狭の慰霊塔
「子桜の塔」で慰霊祭が開かれ
生存者や遺族らおよそ550人が参列し
犠牲者1484人の冥福と平和を祈りました。

毎週土曜に集まり
慰霊祭に向けて合唱の練習を重ねてきた
「つしま丸児童合唱団」は
この日は現役の合唱団員の小学生らに加え
中高生のOB・OGも参加し
「小桜の塔のうた」など3曲を歌い上げ
児童らはそれぞれの思いを胸に
歌声を響かせていました。

6年生の姉にあこがれ合唱団に入った
天妃小学校3年生の與那原颯さん9歳は
昨年に続き2回目の参加で
「緊張したけど思った通りに歌えた」と
ほっとした様子でした。

対馬丸の撃沈について
「たくさんの人が亡くなって悲しい。
戦争で人が亡くなるのはいやだ。
平和な世界になってほしい」と
言葉を選ぶように語っていました。

糸満南小学校2年生・上原諒さん8歳と
姉の糸満中学校2年生・一路(ひろ)さん14歳は
姉妹で参加し平和への思いを歌に乗せ
諒さんは、
「戦争は命を失うから2度とやってほしくない」と話し
一路さんは
「若い世代が対馬丸や沖縄戦のことを
伝えていかないといけない」と
継承への思いを新たにしていました。
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2019年8月26日 第463回目の放送分です

8月26日 第463回
うちな~噺家、藤木勇人こと志ぃさーが、秋田出身で沖縄文化に詳しいフリーのしゃべり手、佐々木仁子をアシスタントとして迎え、沖縄ヤマトグチと秋田ヤマトグチで番組内の各コーナーを軽妙につないでまいります。 そして定期レギュラーとして神奈川・東京WEBマガジン、ハブコネクションの釣本大漁編集長にも登場していただき、大和での沖縄芸能情報をピンポイントで届けます。
オキナワンドリーム
ゲストは、日本プロフェッショナル野球機構 審判長の友寄正人さんの人生について伺います。
ヤマトde沖縄酒場
亀戸 ターチを紹介

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上江洲まりのさん「ファーストペンギン」目指して英語弁論大会連覇

方言ニュース
2019年8月26日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の紙面からお伝えします。

浦添市出身でお茶の水女子大学3年生の
上江洲まりのさん21歳が
7月7日に開催された
「第51回JNSA杯全日本学生英語弁論大会」に出場し
連覇を果たしました。

大会はJNSA(日本学生協会)基金に登録している 
東京または東京近郊の大学生の中から
52人が出場しました。

上江洲さんは実用英語技能検定の準1級を持っていて
日常会話に困らない程度の英語力があり
今大会ではリスクを恐れず
初めてのことに挑戦する人を意味する
「ファーストペンギン」をテーマに
自身の体験を踏まえ
「当たり前から外れることは誰にでもある。
前向きに捉え一歩踏み出し挑戦することで
同じ考えの人を勇気づけることができるはずだ」
と発表しました。

上江洲さんは「ちゃんと準備して臨んだ。
優勝できてほっとしている」と
喜びを語りました。

9月には大学を休学し渡米する予定でアメリカ企業での
インターンシップなどを計画しており
上江洲さんは「ファーストペンギン」として
今後も挑戦を続けるつもりだということです。

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玉城琉玉扇会 宮城愛さん

宮城愛さんは、1990年生まれで古宇利島の出身。名護高校、沖縄国際大学法文学部地域行政学科を2013年に卒業、現在はこころ法律事務所の事務職として勤務。
小学校一年生で玉城琉玉扇会新里直子琉踊道場に入門、高校二年生で新人賞、23歳で優秀賞、26歳で最高賞を受賞しています。
これまでワシントンDCやモスクワ、台湾、フランスなど世界各国の公演に参加しています。今回は9月8日開催のかりゆし芸能公演の事務局長として登場してもらいました。
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本格的な沖縄移住へ向けて活動する藤澤さん

東京都出身の藤澤利紗さん(42)歳は、地域おこし協力隊員として3年間活動しているうるま市の宮城島で、定住と起業を目指して地域住民と一緒に空き家を改修しています。藤澤さんはもともと沖縄の大ファンでしたが、赴任地となったうるま市宮城島の存在は知らなかったということで、「とにかく人が温かくて、いつも笑わせてもらっている。まるでみんなが親戚のよう」と語ります。そんな藤澤さんが赴任して最も力を入れたのが地域とのコミュニケーションで、独特な方言は全く意味が分かりませんでしたが、常にメモ帳を持ち歩き言葉や習慣を書き留め、積極的に島の暮らしに向き合いました。空き家の多い集落で、仏壇事情などもあり縁故のない人が実際に家を借りることは難しいということですが、住民が協力し、古民家を借りることができました。11年前に東京から移住し、自治会書記として働く金子由香里さん(38)歳は「マンパワー不足の中、いつも自主的に協力する彼女だからこそ、島の人も動く。彼女の移住がとても楽しみ」と笑顔を見せました。藤澤さんは隊員の任期終了の10月中に改修作業を終え、島嶼地域を拠点とした移動パーラーを開業し、島での本格的な暮らしをスタートさせます。
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