2018年7月4日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
県教育庁は、入学者減少を受けて
来年の入学生から県立伊良部高校の
募集を停止することを決めました。
今月中にも開かれる教育委員会会議に諮り決定します。
募集停止は実質的な廃校ですが、
地域から県立高校がなくなった例はないということです。
伊良部高校は、伊良部島の人口減少に伴い
恒常的に定員割れしているとして、
来年から募集停止し、宮古高校に統合することが
県立高等学校再編整備計画で示されていました。
しかし、地元から存続を求める声や、
2015年1月には伊良部大橋が開通したことから
「子どもが増える可能性がある」として
推移を見ながら地元との意見交換を続けてきました。
ただ開通後も入学生は定員40人に対し減少傾向にあり、
今年度は7人にまで激減しました。
また島内にある伊良部、佐良浜の2つの中学校で行った
伊良部高校への進学希望調査でも、
進学を希望したのは1年生は在籍者40人中2人、
2年生は29人中1人、3年生は49人中1人にとどまりました。
これらの結果を受けて県教育庁は
「募集を停止せざるを得ない状況」と判断しました。