月別アーカイブ: 2015年2月

南部農林高校の屋宜君、3年間で11資格取得

方言ニュース2015年2月27日放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

南部農林高校環境創造科3年の屋宜将平(やぎ・しょうへい)君は
3年間で危険物取扱者乙種など11資格を取得し、
去年10月に県外企業へ就職を決めました。

担任の大城学教諭は
「ここまで多くの資格を持つ生徒はなかなかいない。
 努力家で周囲の模範となっている。
 即戦力の社会人として頑張ってほしい」
と期待を込めています。

屋宜君は1年生から土木関連の資格試験に挑戦し、
ガソリン、重油などの取り扱いに必要な危険物取扱乙種全6類を
3年間かけて取得したほか、
ガス溶接、アーク溶接、小型移動式クレーンやフォークリフト、
ローラー運転など、全部で11資格を持っています。

小さいころから重機の運転や操作に憧れ、
南部農林の緑地創造コースで造園を学び、
早朝や放課後を勉強時間にあて、
少しでも時間があれば参考書を開きました。

将来を見据えた努力が実り、4月から社会人としての一歩を踏み出すということで、
屋宜君は
「将来は沖縄に戻り、自分で会社を立ち上げたい」
との夢も描いており、
「現場に出るのが楽しみ。
 資格を生かして経験を積み、技術を高めていきたい」
と力を込めて話しています。

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健康長寿復活へ、小中学生用の副読本を作成

方言ニュース 

2月26日 放送分
今日の担当は伊狩典子さんです。

健康長寿復活へ、小中学生用の副読本を作成

琉球新報の記事から紹介します

県は健康長寿復活への取り組みの一環として、
次世代の健康づくりのためにイラストを豊富に使った小中学生用の副読本を
作成しました。県内の20歳から64歳の死亡率が高く、特に20歳から肥満率が上昇する
傾向があるため、子どものことから健康的な食事や生活習慣を身に付けさせるのが狙いで、
食育編と生活習慣編、心の健康編の3冊が作成されました。

食育編の『くわっち~さびら』は小学校全学年、生活習慣編の『ちゃ~がんじゅ~』は
小学校高学年、心の健康編『こころのタネ』は中学生が対象です。
県内の肥満者の割合は20代男性で全国の21・2%に比べて、34%に上るなど、
各年代で男女とも全国を大幅に上回っていることから、食育編・生活習慣編はそれぞれ
肥満に焦点を当てて健康長寿が崩壊している現状を説明しています。

また、食育編には朝食の重要性や食生活の変化、島野菜のレシピなどを掲載しているほか、
生活習慣編では運動や睡眠の重要性、たばこや多量飲酒に害などを説明しており、
心の健康編ではストレス反応や、
ストレスとの付き合い方などを書き込みながら学ぶことができるということです。

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美里工業生徒53人が国家資格合格

方言ニュース  2014年2月25日(水)
担当は上地和夫さんです。

琉球新報ニュースです。

県立美里工業高校電子科の生徒53人が
このほど、第一種電気工事士の国家資格に
合格しました。

これは、学校創立以来の快挙で、
2015年度の全国の高校の中でも
最多だということです。

第一種電気工事士は5年の実務経験を
経た後、600ボルトより大きい
高電圧作業に従事できる難関資格で、
合格者の内訳は1年生23人、
2年生27人、3年生3人となっています。

生徒たちは部活動などの合間を縫って、
早朝講座や放課後に勉強に
励んできたということで、
将来を見据えて「部活と勉強の両方を
頑張りたい」と意気込んでおり、

野球部の活動にも励みながら合格した
2年生の玉代勢大生(たいせい)さんは
「部活と講習が重なり、きつい時期もあったが
合格できてうれしい。
他の資格の取得も目指したい」と話しました。

また、1年生の亀山響(ひびき)さんは
「将来は電気関係の仕事につきたい。
危険物やボイラー技師の資格も
在学中に取得し、将来に生かしたい」
と前を見据えていました。

松島寛尚(ひろたか)校長は
「全国トップクラスの快挙はそれぞれの
生徒の進路実現にもつながる。
合格者の中には部活動をこなす生徒も多く、
文武両道の実績を学校を挙げて喜びたい」
と話しました。
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ノーベル賞受賞の天野さんが浦添市で講演

2015年2月24日(火)放送分

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

去年、ノーベル物理学賞を受賞した
天野浩さんの講演会がこのほど、
浦添市で開かれ、天野さんは
「勉強するのは人の役に立つためだ」
と述べ、学ぶことの意味について
語りました。

「若い頃の夢と青色LED
 ~小学生から学生時代まで」
と題して講演した天野さんは、
中学生のころ
「なぜ勉強しなければならないのか」
との疑問を抱き続け、
名古屋大学工学部に入学後、
授業の中で
「工学部の『工』には
 人(一)と人(一)を
 つなげるという意味がある」
という先生の言葉に、天野さんは
「人の役に立つために勉強するのだ」
と理解したということです。

また、会場との質疑では、
高校生からの
「研究への情熱を維持するためには
 どうすればよいのか」
との質問に、天野さんは
「成功したときのイメージを
 頭の中に持つことだ」
と話しました。
講演後、報道陣の取材に応じた天野さんは、
今回、ひめゆりの塔を訪れたことを話し、
県内の高校生に対して
「戦争体験を知り、新しい世界をつくるために
 何ができるのかを考えてほしい」
と激励しました。

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