読谷の民話集「ゆんたんざむんがたい」 村教委が発刊

2018年7月10日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

読谷村教育委員会はこのほど、
村内の民話を採集してまとめた絵本
「ゆんたんざむんがたい」を発行しました。

村内の字別におよそ2千話をまとめた
「村民話資料集」の中から40話を収録したもので、
村内のシマグチと日本語を掲載しました。
資料集をまとめるに当たって、
村内の話者から聞き取った音声を収録したCDも
付録として付いており、
アニメDVDと紙芝居も制作しました。

読谷村内には5千以上の民話があるとされる中、
村歴史民族資料館は1976年に、
村民有志らによる「読谷ゆうがおの会」も参加する中、
民話の採集を実施し、
2003年に「村民話資料集」を完成させました。

その後、県内でのしまくとぅば普及の機運の高まりなどを受け、
「ゆんたんざむんがたい」の編集に取りかかり、
子供たちが親しみやすいよう民話の内容などを考慮しながら、
2013年度から絵本にまとめました。

ゆうがおの会の山内会長は
「語りに忠実に再現した採話集は言語学の資料にもなる。
人生の教訓を民話を伝えている。子供たちにも受け継ぎたい」
と意気込んでいます。
「ゆんたんざむんがたい」は
村内の小中学校や公民館に配布された他、
「世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアム」でも
読むことができます。

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