月別アーカイブ: 2017年9月

画家の正子・ロビンズ・サマーズさん絵画展、ふるさとで開催

2017年9月29日(金)
担当 糸数昌和先生

琉球新報の記事から紹介します。

戦前に遊女(ジュリ)として那覇の辻に身売りされ、戦後は米国人男性と結婚し、
88歳で亡くなった画家の正子・ロビンズ・サマーズさんの絵画展が、
正子さんのふるさとの今帰仁村の村歴史文化センターで開かれており、
油絵や水彩画など、およそ50点の作品が展示されています。

1928年に大阪で生まれた正子さんは2歳の時に沖縄に移り住み、
経済的な理由から2歳から3歳の時に辻に売られました。

戦後はアメリカ軍の売店で働きながら英語を覚え、
1950年にアメリカ人男性と結婚し、
2年後にはアメリカで生活するようになりました。
そして、アメリカで描いた絵を売るなどして生計を立てたほか、
大学で講師として絵を教えるなどし、去年9月、アメリカで他界しました。

正子さんの(68)歳の姪は
「本人はふるさとでの絵画展をを熱望していたが、実現できて良かった。
多くの人に足を運んでほしい」
と話しています。
絵画展は入場無料で、あさってまで開かれています。

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糸満市の小中学校、クーラー設置進まず

2017年9月21日(木)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

糸満市内の小中学校では、クーラーの設置が進まず、
子ども達が30度を超える教室で
学ばざるを得ない現状が明らかになりました。

学校独自で今年初めて行った調査で、
教室が36度になった小学校もあり、
35年前に全館にクーラーを設置する形で校舎を建築したものの、
「電気代が高い」という理由で一度も使用されない内に老朽化し、
密閉された暑い教室で学ぶ児童もいます。

また、今年の沖縄地方は例年にない猛暑に見舞われ、
糸満市内の小中学校で4月から8月までに
延べおよそ140人が熱中症の疑いで保健室を利用しました。

一方、1982年に完成した西崎小学校と86年完成の西崎中学校は、
航空機のルートにあたるとして全館クーラーの設計で建てられたものの、
全館クーラーは96年ごろ西崎中学校で1年間稼働しただけで、
電気代が高くなることから使用を中止しました。

西崎小学校では建設から35年間、
一度も使われないクーラーの機械室などがあるということです。

西崎中学校の飛田校長は
「風が抜けない造りで、本当にきつい。
子どもたちは35度の教室で学んでおり、権利が侵されている」と話し、
全教室でのクーラーの稼動を訴えました。
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糸満市摩文仁の墓苑裏の不法投棄ゴミ問題に着手

「糸満市摩文仁の墓苑裏の不法投棄ゴミ問題に着手」
方言ニュース9月27日(水)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

糸満市摩文仁の国立沖縄戦没者墓苑裏の崖下斜面一帯に
不法投棄ごみが山積している問題で、県がボランティアを募り、
来年1月にも回収作業に着手する方針です。

行政主導で回収作業が行われるのは初めてで、
県環境部は今月中に計画案を作成し、年内にも詳細を決定します。

不法投棄の現場は東西およそ500メートルに及び、
整備の行き届いた墓苑の目と鼻の先ですが、日が当たらず急斜面で、
1960年代後半ごろのものとみられる空き瓶や、
弁当箱などのプラスチック容器、
廃タイヤなど無数のごみが層を成し、一帯を埋め尽くしています。

膨大な撤去費用がかかることや、足場が悪く危険な現場であること、
不法投棄の行為者が特定できないことなどから、県や糸満市は現状を把握しつつも、
なかなか回収に着手できていませんでした。

県と糸満市では、今年度は遺骨収集ボランティアなどの協力を得ながら
回収作業に当たることなどを確認しており、県環境整備課の松田課長は
これまでボランティア団体や県平和祈念財団などから
たびたび協力依頼があったとし
「まだ最終決定ではないが、来年度の予算化も含め検討しながら調整を進めている。
関係機関と連携して取り組みたい」と述べました。

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終戦後の沖縄を写真で垣間見る うるま市比嘉公民館で掲示

2017年9月26日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

うるま市勝連浜比嘉島の比嘉公民館の壁一面に
掲示された戦後の比嘉区の写真が
地域で話題を呼んでいます。

1950年代から2000年以降の写真など
およそ200枚が所狭しと壁面に並んでいるもので、
写真からは、比嘉区の伝統行事や
終戦後の生活風景などが垣間見え、
公民館を訪れた人を楽しませています。

写真は、2015年に比嘉区が市の事業
「地域活動支援助成事業」を活用して収集しました。
そして、この年に開催した
「伝統文化触れ合い交流フェスティバル」に伴い、
比嘉区の歴史や伝統芸能などを知ってもらおうと、
自治会が県公文書館や地域住民から
およそ200枚の写真を収集し、
展示していましたが、
イベント後も「処分するのはもったいない」と、
公民館で掲示を続けているものです。

新門区長は
「公民館を訪れた人たちは、
自分の親戚が写真に写っていないか確認したり、
当時の比嘉区の風景や様子などを
懐かしんだりしている」と語りました。

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2017年9月25日 第364回目の放送分です

9月25日 第364回
うちな~噺家、藤木勇人こと志ぃさーが、秋田出身で沖縄文化に詳しいフリーのしゃべり手、佐々木仁子をアシスタントとして迎え、沖縄ヤマトグチと秋田ヤマトグチで番組内の各コーナーを軽妙につないでまいります。 そして定期レギュラーとして神奈川・東京WEBマガジン、ハブコネクションの釣本忠勝編集長にも登場していただき、大和での沖縄芸能情報をピンポイントで届けます 。
オキナワンドリーム
ゲストは、みやら製麺の主 宮良 隆生さんの人生について伺います。
東京井戸端ユンタク
テーマは、沖縄の昔こども遊び・大和の昔こども遊び

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オープニングトーク『みーかー夏休みから帰ってきたよ』

9月24日放送分

給食係
「沖縄県内のおいしいお店を紹介」

きしゅへんロックンロール第132回
「スマホどんな機種使ってるのか教えて」
※au沖縄セルラーからのお知らせは放送日時点の情報です。

掲示係
「街で見かけたおもしろ看板や、地域の話題」

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激戦地の記憶を継承する遺骨収集

方言ニュース  
2017年9月25日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の
具志堅隆松代表はきのう、
那覇市内で講演し、
「子どもたちは自分の目で骨を見て、
戦場だったことを実感する。
なぜ殺されなければならなかったのか、
考えるきっかけになる」と述べ、
遺骨収集が沖縄戦の継承にもつながると
意義を語りました。

この中で、具志堅さんは、
2009年に那覇市真嘉比で行った
遺骨収集の写真を見せながら
「人間の骨がばらばらになって出てくる」
と説明し、
傷ついた遺骨から日米両軍の
戦闘の激しさを実感したと語りました。

また、当時、平和学習のため訪れた
地元の小学生に
「『あなたが骨を目で確認したことで、
真嘉比が戦場だったと言えるんだよ。
なぜこういうことが起きたのか、
大人になった時、
二度とこういう目に遭わないと言えるのか、考えてみてね』
と話した」と述べ、
戦後住民の手によって始まった遺骨収集は
現在、沖縄戦を伝えるという意味でも
大切になっていると指摘しました。

一方、読谷村のチビチリガマが
少年らによって荒らされた事件で、
「沖縄戦の継承ができていなかったのかと悔しい思い。
もう一度、自分も含め、
戦死者への向き合い方を考えなければ
いけないのかと思った」と述べました。

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下地芳郎(しもじよしろう)さん【琉球大学観光産業科学部教授】

沖縄羅針盤
毎週日曜日 午後4時半~5時 放送中
9月24日放送分

今週のコーラルラウンジは、琉球大学観光産業科学部教授の下地芳郎(しもじよしろう)さんとラウンジ常連客で沖縄大学地域研究所特別研究員の島田勝也さんのおしゃべりです。

下地さんは1957年生まれ。宮古島市のご出身です。

明治大学を卒業後、1982年に沖縄県庁に入庁。初代の沖縄県香港事務所長や観光振興課長、観光政策統括官などを務めた後、2013年に退職されました。

その後、琉球大学での教職に転じられ、現在は、琉球大学教授、国際観光学部長、学長補佐をお務めです。また、昨年からは琉球銀行の非常勤取締役も務めておられます。

コーラルラウンジには3度目のご出演。今日の話題は今年7月に中国返還20周年を迎えた香港のことや、「沖縄観光」のスペシャリストとして沖縄観光の現状や課題などについて。

今週はその後編をお送りします。

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第172回  沖縄県立芸術大学 山田聡先生(最終回)

アートパレット 第172回
2017年9月24日(日) 放送分

芸術家の宝庫である沖縄から、
様々なゲストをお迎えしてアートの魅力を発信していく情報番組です。

今回は沖縄県立芸術大学の美術工芸学部・山田聡先生にお話を伺います。

※今回の放送をもちまして、番組終了となります。
約3年半、お聞きいただきありがとうございました!
過去の放送分はポッドキャストでお聞きいただけます。
県内で活躍するアーティストたちの生の声、ぜひお聞きください。

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