カテゴリー別アーカイブ: 方言ニュース

伊江島で黄金色の実り

2017年4月26日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

県内で小麦の生産が盛んな伊江村で、
黄金色に色づいた麦穂が畑一面に広がり、
村民や観光客の目を楽しませています。

北海岸にある景勝地の湧出近くの小麦畑では、
島のシンボル「城山」を背に、
太陽の光を浴びた麦穂が風に揺れています。

また、今月から稲刈りが始まりました。

晴れた日にはコンバインが稼動し、
作業員が収穫作業に追われており、
作業は来月いっぱい続きます。

伊江島産小麦の生産や加工商品の
販売などを手掛ける「いえじま家族」では、
15軒の農家が在来種の「江島神力」を栽培し、
無農薬で化学肥料も使用せず、
香りと風味の良さから、
沖縄本島のパン屋や菓子店からの評判が高く、
小麦のチップス「ケックン」は
塩とシナモン味のほかに去年11月、
島唐辛子を使ったスパイシー味も加わり、
土産品として注目を集めています。

伊江港内にある「いーじまとぅんが」では
麦そばも味わえるということで、
去年より作柄が良く、
1・5倍から2倍近い終了になると
見込まれています。

22日からは「伊江島ゆりまつり」も開かれており、
小麦畑の風景や食も楽しめそうです。
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母のセーラー服で入学式 那覇市・城東小学校

2017年4月25日(火)

担当は宮木葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

今月10日に入学式が行われた
那覇市立城東小学校で、
新1年生の宜野座夢叶さんは、
母親のさつきさんが
38年前に小学校の入学式で身につけた
紺色のセーラー服で参加し、
「誰も身に着けていなくてかっこよかった。
このお洋服を着られてよかった」
と笑顔を見せました。

セーラー服はおよそ40年前、
「娘に着てほしい」と考えていたさつきさんの母親で、
夢叶さんの祖母の大城節子さんが
那覇市の子供服屋で一目ぼれして買ったもので、
さつきさんをはじめ、
親戚4人がお下がりで
小学校の入学式で着てきました。

大事に服を保管してきた節子さんは
「夢叶にも着てほしい」との思いで、
入学式の1ヶ月前にたんすから出しましたが、
服を見つけた時、夢叶さんは「わあ」と目を輝かせ、
さつきさんと節子さんからこの服の歴史を聞き、
入学式にこの服を着たいと
言い出したということです。

「時代遅れかと心配だった」という節子さんは、
うれしそうに袖を通した孫の姿に目を潤ませ、
「物の大切さを知ってもらえたかな」
と語りました。

さつきさんは現在、
夢叶さんの妹になる赤ちゃんを身ごもっており、
「次女もこの服を着てくれるといいな」
と話しました。
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乙女たちが43年ぶりに感動の再会

方言ニュース  
2017年4月24日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

名護市瀬嵩区で「フミ美容室」を営む
島袋文子さん(65)歳がこのほど、
神戸市の美容室時代の同僚だった
友人と43年ぶりに再開しました。

島袋さんを訪ねてきたのは、
兵庫県豊岡市の後藤雅子さん(65)歳と
神戸市の木村ワカエさん(65)歳の
2人で、いずれも初めての沖縄の旅でした。

3人は1970年の高校卒業と同時に
神戸市内の美容院意に入社した同期で、
後藤さんは兵庫県、木村さんは鹿児島県奄美大島の出身です。

島袋さんらは
働きながら夜間の美容学校へ通い、
美容師の国家資格の取得後、
結婚などを機に別々の道を歩み、
時折便りの交換はあったものの、
生活に追われ、
なかなか合うことはできませんでした。

那覇空港での出迎えの際、
お互いの顔を確認するのに時間を要しましたが、
合えなかった時間を埋めるように
3人は43年前にタイムスリップし、
「当時は乙女だったけど、今ではすっかりおばばだね」
と大笑いし、
一晩中思いで話に花を咲かせました。

島袋さんは「お互い元気に再会でき、
こんなにうれしいことはない。
今度は神戸で会いたい」
と目を潤ませていました。
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4月23日、第一回うりずんフェスタ開催

「4月23日、第一回うりずんフェスタ開催」
方言ニュース4月20日(木)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

県医師会は県民参加型の健康イベント
「第1回うりずんフェスタ」を今月23日、南風原町の県医師会館で開きます。

65歳未満の働き盛り世代の生活習慣改善や食生活の見直しなど、
健康づくりを目的としており、当日は会館全体で各種健康情報を発信するほか、
健康に関する公演など多彩なイベントが予定されています。

また、県内の料理店やカフェなど飲食店が出展し、
趣向を凝らして、健康に配慮したメニューが味わえます。

さらに、各店が提案するレシピを持ち帰ってもらうほか、
来場者による「うりずんレシピ大賞」を選定し、
医師会のホームページや会報などで紹介します。

県医師会の安里会長は
「働き盛り世代の健康状態はかなり危機的な状況にある。
 特に65歳未満の死亡率の割合は全国に比べて高く、
その対策は可及的速やかに取り組むべき課題となっている」と意義を強調しました。

「第1回うりずんフェスタ」は今月23日日曜日、
午前10時から午後4時まで、南風原町の県医師会館で開かれ、
県医師会のほか関連施設の駐車場が無料で開放されます。

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読谷漁港で初競り

2017年4月19日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

読谷村都屋漁港水産物展示販売等施設で去る12日、
新施設となってから初めての競りが行われ、
水揚げされたタマンやガーラ、
カンパチなどずらりと並んだ魚介類を前に、
競り人と買い受け人の活気あふれる声が響き渡りました。

村漁協の金城組合長は
「無事に終えることができて良かった。
漁業だけでなく、地元のものを提供することで
観光面でも盛り上げていきたい」と話しました。

漁船は都屋魚港を当日の午前7時に出港後、
沖合いおよそ2・5キロ付近で漁をして
午前10時ごろに帰港しました。

悪天候で波も高く、水揚げ高は少な目のおよそ150キロでしたが、
網には初競りを祝うようにウミガメやサメもかかり、
見学に訪れた関係者らは、
漁協職員らがウミガメを海に返す様子を温かく見守りました。

競り人の(43)歳の男性は
「新しい施設で気が引き締まる。
来月からもっと水揚げ高が上がる。
訪れた人に競りの様子も見て、新鮮な魚を食べてもらいたい」と話し、
読谷村で居酒屋を営む男性も
「ガーラを良い価格で競り落とせて良かった。
次はカツオがほしい」と笑顔を見せました。
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うるま市立文化資料館 マーラン船など海の魅力発信

2017年4月18日(火)

担当は宮木葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

うるま市立海の文化資料館は、
平安座島と沖縄本島を結ぶ
海中道路のほぼ中間地点にたたずみ、
船などを通して海と歩んできた人々の足跡を
感じることができます。

かつて海を駆ったマーラン船やサバニの姿、
海風を受けて育つイグサを使った、
照屋地区での畳作りなどを紹介していますが、
特にマーラン船の関連展示に力を入れています。

「マーラン」は
中国南部の言葉で漁船や交易船を指し、
沖縄では「山原船」とも呼ばれていました。
戦前から戦後期にかけて与那原や国頭など
農村部と那覇の都市部を結び、
砂糖や材木などの物産や生活物資の輸送で活躍していましたが、
船用のエンジンの普及や、
県内での道路網の整備もあって一線を退きました。

開館当時から勤務する学芸員の前田一舟さんは
「曲線を多用した船体で、波に強くスピードが出やすい」
とマーラン船の魅力を強調します。

また、地元の農家から寄贈を受けた畳の機械などの資料を展示し、
畳作りの過程を説明するコーナーも設けるなど、
照屋地区で盛んな畳作りに関する資料展示にも力を入れており、
前田さんは
「県内でも海をテーマにした博物館は少なく、
地域の生活が海と共にあったことを知ってほしい」
と話しています。
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小学生姉妹がヘチマの芳香剤開発

方言ニュース  
2017年4月17日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

南城市立百名小学校5年の
親川明日花さんと、
妹で2年の茉莉花さんは市内で生産された
野菜などを使った商品開発に取り組み、
農家から買い付けたヘチマから
芳香剤を開発しました。

神奈川県横浜市出身の親川姉妹は、
3年ほど前、父親の出身地の
南城市に移り住み、家族そろって沖縄で
暮らし始めた頃、姉妹が夢中になったのは
アクセサリー作りで、
母親の助言もあり、
オンラインショップを立ち上げ、
自作のアクセサリーの販売を始めました。

姉妹は沖縄のヘチマを食す文化にも
衝撃を受けたということで、
「本土では乾燥させて
体を洗う道具にしている。
食べる以外の使い方もあると
知ってほしい」と思い、
今年4月までに、輪切りにして乾燥させた
ヘチマを使った芳香剤を完成させました。

南城市が鬼退治のムーチー物語で
知られていることにも着目し、
ムーチーを包む月桃の葉で
ヘチマの芳香剤を包みました。

デザイン担当の茉莉花さんは「自分のイメージした通りの物を作ってくれる」と、
明日花さんに信頼を寄せ、
明日花さんは「茉莉花のこだわりが強すぎて大変だけどね」
とおどけてみせつつ、
「南城市の魅力もたくさん届けたい」
と目を輝かせています。(了)
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田嘉里お助け隊、参上!

2017年4月14日(金)
担当は、糸数昌和先生です。

大宜味村で困った人たちを助ける「ヒーロー」が活躍しています。
村田嘉里の高齢者や障がい者が日常生活で困っている作業をボランティアで引き受ける「田嘉里お助け隊」で、
地域を愛する20人の隊員が丈夫な体と豊富な経験を生かし、
高齢者宅での樹木の伐採や河川掃除などに奔走しています。
お助け隊は7年前に発足し、
それに伴い田嘉里川河川愛護会も結成され、年に3会から5回ほどの河川除草作業を行い、地域の環境保全にも一役買っています。

2月上旬には70代の女性宅に参上し、
朝早くから屋敷を覆っている樹木や雑草の手入れを行い、
高く伸びたフクギなどの枝葉を切ったり、生い茂った雑草を刈り取ったりしました
徐々に明るくなってきた家を見て、依頼した女性は大喜びし、
「フクギの木が屋根までかかり、いつも心配していた。とてもありがたい」
と隊員たちに感謝しました。
4年前に東京から帰郷し、隊員となった(34)歳の男性は
「困っている人が助かるだけでなく、活動を通して地域の方と知り合うきっかけにもなる。一石二鳥の取り組みだ」と話しています。

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美里工業高校、国家資格の合格者数全国3位

「美里工業高校、国家資格の合格者数全国3位」
方言ニュース4月13日(木)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

沖縄市の県立美里工業高校で、2016年度、
生徒44人が国家資格の第1種電気工事士に合格し、
全国高校と高専の合格者数で全国3位となりました。

生徒たちは部活動などの合間を縫って
早朝と放課後に試験勉強に取り組んだということで、
「文武両道で頑張った」と胸を張っていました。

電気工事士の資格は電気設備の工事を実施する際に必要となり、
扱える工事の範囲は限られますが、第2種電気工事士にも78人が合格しました。

そのほか、航空特殊無線技師、工事担当者の資格にも挑戦し、合格者を出しました。
電気科3年で、野球部の仲井間佳偉(かい)さんは
「野球で甲子園を目指しながら、勉強も頑張っていい就職先に就きたい」
と意気込んでいました。

当時の松島校長は
「難関資格に多く合格し、学校としても喜んでいる。
部活生が早朝に登校して部活と資格勉強を頑張った。
今後も継続して活躍してほしい」と期待しました。

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伝統芸能、しまくとぅばを継承・保存 視点を世界へと

2017年4月11日(火)

担当は宮木葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

地域の伝統芸能やしまくとぅばの
継承・保存の可能性について討議する
「シマdeシンポジウム 南城市の芸能×しまくとぅば」が
このほど、市の中央公民館で開かれ、
歴史上の人物の活用や、沖縄や本土、
アジアとの文化的な共通点に関心を持つことの重要性などが
有識者から指摘されました。

この中で、しまくとぅばの普及については
「奄美大島から与那国島まで通じるような、
共通のしまくとぅばをつくってはどうか」
といった提案があり、
雨乞いの意味を持つ宮古のクイチャーを例に挙げ、
「舞の原点は祈りだ」との提起もありました。 

「祈りのあるところに芸術は育つ」を引用し、
市内に200もの拝所や琉球7御嶽がある南城市について、
「祈りが芸術文化に役立っている」との指摘もありました。

一方、しまくとぅばと日本語古語の文法や、沖縄と本土、
韓国の獅子舞の所作にそれぞれ共通点があることを指摘した上で、
「ウチナーンチュとしての地自分と世界がつながる面白さを
若い世代に伝えることができれば、
伝統芸能やことばの保存継承は難しくないはずだ。
地域ごとに勉強会を開き、
伝統芸能の価値を掘り下げることが大事だ」
との意見も出されました。

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