月別アーカイブ: 2019年5月

火災で逃げ送れた少女を助け出した玉城さんに表彰状が送られる

方言ニュース5月31日(金)放送分。
今日の担当は林京子さんです。
方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。

埼玉県越谷市で発生した火災で逃げ遅れた(16)歳の少女を
助け出した那覇高校3年の玉城弘次廊さんにこのほど、
越谷市の高橋努市長からの表彰状が贈られました。

玉城さんは先月30日、連休で両親の友人宅に滞在していたところ、
隣の民家で火災が発生し、2階の部屋で少女が助けを求めていたため、
雨どいをよじ登って救助しました。

那覇市役所で行われた表彰状の伝達式で、
多くの関係者や報道陣に囲まれた玉城さんは
「当たり前のことだと思っていたけど意外にすごいことをしたんだなと思いました」と緊張した様子で語りました。

一躍「ヒーロー」になった玉城さんは
「てんぐにならず、高校生らしい初心を忘れない」との思いで頭を丸刈りにして現れ、
那覇市の城間幹子(みきこ)市長は
「勇気ある行動が誇らしい。同じ那覇高校の出身なのでとてもうれしい」とたたえ、
「ぜひ那覇市消防局に入って」とスカウトしました。

これに対し玉城さんは「就職が決まるなら うれしい」と場を和ませ、
「人を助ける仕事を将来の視野に入れていきたい」と語りました。

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伊良部島小中学校・新しい学び舎の完成祝う

宮古島市伊良部の伊良部小・中学校、佐良浜小・中学校の4校が統合した
市立伊良部島小中学校、愛称・結の橋学園の開校式が26日
学校の体育館で開かれ、319人の児童生徒や下地敏彦市長ら関係者が出席し、新たな学びやの完成を祝いました。
新校舎は旧佐良浜中学校の一角に建てられましたが
校舎の完成は労務人材不足などの影響で遅れ
4月の始業式後も工事が続けられた後、今月完成を迎えました。
開校式では、児童生徒が校歌を元気に歌い上げ、新しい校舎に歌声を響かせました。
宮城校長はあいさつで、
「継続性ある小中9年の一貫教育を通し、グローバルな視点とローカルさも大切にしながら
チャレンジ精神あふれる次世代の担い手を育成したい」と述べました。
伊良部島小中学校は、小学校1年からの外国語活動で英語に親しむことや
総合学習などの時間に地域行事参加・地域人材を活用することで
伊良部の良さを理解、再発見することなどを教育課程の特色としており、
開校式の後には、校舎の見学や祝賀会も開かれました。
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那覇空港のバリアフリー整備状況、高評価

2019年5月29日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

全国各地の空港を中心に、
公共施設のバリアフリー整備状況を点検している
兵庫県の大久保健一さんと
NPO法人県自立生活支援センター・イルカの仲盛雄二さんはこのほど、
那覇空港の旅客ターミナル新エリアを訪れ、
施設内の整備状況を確認しました。

空港内の各階に設置されている
多目的トイレやエレベーターなどを点検して回った2人は、
「大きな問題点は特になかった。
エレベーターは全国に誇れる広さ。
全国の空港のモデルになる」と評価しました。

一方で、改善点として、
インフォメーションセンターの車いす専用カウンターが
利用しやすくなるよう車いすマークを設置することや、
喫煙所にある灰皿を車いす利用者が
使いやすい高さにすることなどを挙げました。

施設点検に同行した那覇空港ビルディングの東江さんは
「バリアフリーに気をつけて施設を造ったつもりだったが、
見えていない部分があった。
できるものはすぐに改善していきたい」
と話しました。
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西岡 敏先生「沖縄国際大学周辺の「オモロ」「琉歌」「組踊」-フィールドで学ぶ琉球文学-」(前篇)

「万国津梁」とは、「世界の架け橋」を意味する言葉。
沖縄国際大学で日々どのような研究や教育が行われているのかを発信していく番組です。
5月29日の放送では、総合文化学部 日本文化学科の西岡 敏先生を迎えてお送りしました。
講義タイトルは「沖縄国際大学周辺の「オモロ」「琉歌」「組踊」-フィールドで学ぶ琉球文学-」(前篇)です。
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玉城知事 しまくとぅば連絡協議会と意見交換 「県民のアイデンティティだ」

2019年5月28日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

玉城デニー知事は
このほど、しまくとぅば連絡協議会の池原稔会長らと
県庁で意見交換し、しまくとぅばについての認識を問われ、
「沖縄文化の基礎になっている。
県民のアイデンティティーで、シマへの愛情だ」と
しまくとぅばを交えながら思いを込めて語りました。

また、玉城知事は
「生まれジマの言葉を忘れることは、生まれ故郷を忘れる」
という沖縄のことわざを紹介しながら、
沖縄の肝ぐくるや祖先への思いだと説明し、
普及継承の必要性を示しました。

さらに玉城知事はしまくとぅばに関連して
制定を目指す「琉球歴史文化の日」については
今年度中を目指し、
その後はイベントなどで啓発する考えを示しました。

一方、連絡協議会はしまくとぅばを話せる人が
3割程度に減少しているとして行政の取り組みを求め、
アメリカハワイ州のように第2公用語にすることや
学校教育での普及を提案しました。

これに対し、玉城知事は公用語化について
「その方向性は必要だと思う」との認識を示す一方、
地域ごとにくとぅばが異なるため実施を困難視し、
学校教育での導入は
「学校教育家庭特例制度」を有効活用し、
各市町村で取り組む必要があると話しました。

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2019年5月27日 第450回目の放送分です

5月27日 第450回
うちな~噺家、藤木勇人こと志ぃさーが、秋田出身で沖縄文化に詳しいフリーのしゃべり手、佐々木仁子をアシスタントとして迎え、沖縄ヤマトグチと秋田ヤマトグチで番組内の各コーナーを軽妙につないでまいります。 そして定期レギュラーとして神奈川・東京WEBマガジン、ハブコネクションの釣本大漁編集長にも登場していただき、大和での沖縄芸能情報をピンポイントで届けます。
オキナワンドリーム
ゲストは、芭蕉布こもれび工房の春日清子さんの人生について伺います。
ヤマトde沖縄酒場
池袋 カチャーシーを紹介

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GWの渡嘉敷村 過去最高を更新

方言ニュース  
2019年5月27日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

ゴールデンウィーク期間中の渡嘉敷村は
国内外からの観光客でにぎわいました。

渡嘉敷村営旅客船での那覇・泊港から
渡嘉敷村への入域乗船者が合わせて7178人となり、
去年の6314人から864人増えて、
過去最多を記録しました。
渡嘉敷村船舶課が公表しました。

10連休中、旅客船は、1日で
「フェリーとかしき」が1往復、
高速船「マリンライナーとかしき」が3往復で運行しました。

天気にも恵まれ、3日から5日にかけては
フェリー、高速船ともほぼ満席状態で、
村人口およそ700人の小さな島は
家族連れや仲間同士などの観光客らで膨れ上がり、
各宿泊施設なども満杯状態となり、
村の2大ビーチの阿波連、渡嘉志久の両ビーチでは、
ケラマブルーの海を満喫する観光客らでにぎわいました。

家族5人で千葉県から2泊3日で訪れた45歳の男性は
「きれいな海を思い切り楽しんで
心身ともにリフレッシュできた。
家族サービスもでき、仕事を頑張る意欲も湧いた」
と笑みを浮かべました。

村の我喜屋船舶課長は
「乗客船のクレジット決済が可能になり、
利便性の向上が図られた。
特に外国人の利用客が目立っている」
と船舶利用増の要因を語りました。

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琉球銀行頭取の川上康さん

川上さんは1961年生まれ、那覇市の出身。
東北大学経済学部を卒業後、1985年に琉球銀行入行、
コザ支店長や営業統括部長、常務取締役を経て2017年に頭取に就任します。
銀行を取り巻く経済環境が大きく変化していく中で、琉球銀行の舵取りを
どのように進めるのか!?、二週に渡ってザックバランに話してもらいました。
今週は「キッシュレスアイランド」の話から始めています・・・

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玉城デニー知事、しまくとぅばについて意見交換

玉城デニー知事はこのほど、しまくとぅば連絡協議会の池原稔会長らと県庁で意見交換し、しまくとぅばについての認識を問われ、「沖縄文化の基礎になっている。県民のアイデンティティーで、シマへの愛情だ」としまくとぅばを交えながら思いを込めて語りました。また、玉城知事は「生まれジマの言葉を忘れることは、生まれ故郷を忘れる」という沖縄のことわざを紹介しながら、沖縄の肝ぐくるや祖先への思いだと説明し、普及継承の必要性を示しました。さらに玉城知事はしまくとぅばに関連して制定を目指す「琉球歴史文化の日」については今年度中を目指し、その後はイベントなどで啓発する考えを示しました。一方、連絡協議会はしまくとぅばを話せる人が3割程度に減少しているとして行政の取り組みを求め、アメリカハワイ州のように第2公用語にすることや学校教育での普及を提案しました。これに対し、玉城知事は公用語化について「その方向性は必要だと思う」との認識を示す一方、地域ごとにくとぅばが異なるため実施を困難視し、学校教育での導入は「学校教育家庭特例制度」を有効活用し、各市町村で取り組む必要があると話しました。
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