「万国津梁」とは、「世界の架け橋」を意味する言葉。
沖縄国際大学で日々どのような研究や教育が行われているのかを発信していく番組です。
3月31日の放送は、沖縄国際大学の前津 榮健学長を迎えてお送りしました。
お話のテーマは「創立50周年を迎える沖縄国際大学」(前篇)です。
月別アーカイブ: 2021年3月
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末吉公園内で落書き発見
方言ニュース
2021年3月31日
水曜日
きょうの担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
去年12月、那覇市首里末吉町にある末吉公園内の十数カ所に落書きが発見された問題で、白色の塗料で「生」と書かれた新たな落書きがあるのを、那覇市文化財課が見つけました。
文化財課は被害額を算出し、
先月に県警に告訴状などを提出しました。
現在は落書きの除去に向けて
検討作業を進めています。
落書きは国指定史跡「末吉宮跡」に含まれる、遍照寺跡の石垣などで確認されました。
市文化財課は、これまでに落書きの除去作業を2度実施しましたが、完全に塗料を取り除くことはできていません。
文化財課によりますと、落書きされた石垣や石畳は、石材に塗料が染みこんでいるということです。
1月に職員が見回りのために
末吉宮跡を訪れたところ、
去年12月に落書きがあった石垣に新たな落書きを発見しました。
琉球新報の記者が22日に現場を確認したところ、12月の落書きと思われる赤色の模様と、白色の塗料で書かれた「生」の文字が石垣に残っていました。
卒業園児 お小遣いでマスク購入 寄贈
方言ニュース
2021年3月30日
火曜日
きょうの担当は宮城葉子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
南城市の佐敷幼稚園を卒園した親川青兒(じょうじ)ちゃんがこのほど、自分のお小遣いで購入したマスク500枚を
後輩の園児に寄贈しました。
青兒ちゃんは12月末から1月末にかけ、神奈川県に住む
2人の曽祖母が亡くなりましたが、新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言が発令中で、葬儀に参列できなかったということで、青兒ちゃんは「大好きだった。みんな元気でいてほしい」と話しました。
12月末、父方の曾祖母がコロナに感染して亡くなりました。
その翌月には体調不良が続いていた母方の曽祖母も亡くなりました。
新型コロナ感染防止のために
会いに行くことができず、1年以上会えないまま、再会を果たしたのは納骨後のお墓参りとなりました。
青兒ちゃんは「生前に会いたかった」と落ち込んでいましたが、小学校への入学祝いや誕生日祝いとしてもらったお金があることを思い出し、後輩の園児の健康を願って、薬局でマスク500枚を購入し、寄贈することを思いつきました。
購入したマスクは卒園式の前に贈り、青兒ちゃんは「お祝いをくれた人も、ばあちゃんも、いいねと言ってくれると
思う」と笑顔を見せていました。
手作りのネームプレート制作 今帰仁グスク
方言ニュース
2021年3月24日 水曜日
きょうの担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
今帰仁グスクを学ぶ会はこのほど、城跡内に木々や花々の手作り説明板のネームプレートを設置しました。
今回は、ECO―Okinawa募金実行委員会から助成を受け、ガイドや民泊オーナーなどが説明できるよう、樹木や花々にネームプレートを設置したもので、去年12月からおよそ2カ月間かけて
100枚余りを作製しました。
板をカットしペイント、手書きで植物の名前を書き、文字の上からニスを塗って看板裏に杭などを付けました。
プレートには、植物名の和名や方言名、花の咲く時期などの説明も書かれています。
民泊オーナーらも招き、城跡の勉強会をしながら、ネームプレートの説明も行いました。
自然豊かな村内は、城跡内もさまざまな植物が群生し、石灰岩質特有の珍しい植物も自生します。
城内ガイドは、歴史的説明に加えて植物の説明も行い、沖縄の自然の豊かさ、深さを実感できる案内を行い、来場者に有意義な機会を提供しており、大田原功会長は「県内外の来場者や生徒たちにも植物群の説明を通して自然豊かな今帰仁村、城跡の学習や環境状況の把握に生かしてくれたらうれしい」と笑顔で話しました。
十三祝い、著名人からのサプライズに喜ぶ
方言ニュース
2021年3月23日 火曜日
きょうの担当は宮城葉子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
浦添市立澤岻小学校のPTAはこのほど、5年生の児童に向けて十三祝いビデオメッセージを校内で上映しました。
サプライズとして、元ボクシング世界チャンピオンの具志堅用高さんやプロ野球西武ライオンズの山川穂高選手らもメッセージを寄せ、
児童のためだけの特別メッセージに、教室で見た児童らは歓声を上げました。
新型コロナウイルスで各種行事がなくなった児童を十三祝いで元気づけようと、
PTAはビデオメッセージ集めに奔走し、多くの著名人から協力を得たもので、
沖縄テレビの人気番組「ひーぷー☆ホップ」の出演者が登場した際も沸きました。
具志堅さんは「十三祝いか、懐かしいなー。石垣でやった覚えがあるよ」と子ども時代を回顧し、
「今年は全国的に大変な年だったけど、元気出して頑張ってほしい」とエールを送りました。
山川選手は、県出身のソフトバンクのリチャード選手と出演し、「中学、高校になると、つらいことがあるかもしれない。
しっかり壁を乗り越え、頑張って大人になって」と語り掛けました。
男子児童は「山川選手やリチャード選手が沢岻小のためだけにメッセージをくれた。すごすぎて、ほとんど覚えていないけれど、本当に頑張ろうと思った」と話しました。
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読谷村の「しまくとぅば」教材本 好評
方言ニュース
2021年3月29日(月)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
地域ならではの「しまくとぅば」を
次世代へ継承しようと、
読谷村史編集室が発刊した教材本が好評です。
教材本は「読谷村のしまくとぅば2~おばあが語る どぅーよーじょー」で、
一括交付金を活用して発刊しました。
去年8月に千部を刷り、
村内の学校や図書館などに無料配布しましたが、
新聞報道や口コミで知った
村内外の人たちからも購入希望の
問い合わせは相次いだため、
村が追加で予算を拠出し、
新たに2千部を増刷して、
税込み100円で一般販売しています。
シリーズ第2弾となる今回は、
古くから生活の知恵として親しまれてきた
民間療法に焦点を当て、
病気やけがにどう対処してきたかや、
微妙に異なる痛みの表現など
生活の中で使われたしまくとぅばと
知恵をわかりやすく紹介しています。
調査員として携わった宮城昭美さんは
「本書はあくまで島くとぅば本であり、
薬草を勧める本ではない」
と強調したうえで、
「しまくとぅばや昔の人の健康維持法に関心を持ってもらえればうれしい」と話し、
イラストを担当した真境名彩さんは
「子供にも楽しくめくってもらえるように、
わかりやすく表現することを意識した」と述べ、
多くの活用を呼びかけました。