卒業園児 お小遣いでマスク購入 寄贈

方言ニュース    
2021年3月30日 
火曜日
きょうの担当は宮城葉子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

南城市の佐敷幼稚園を卒園した親川青兒(じょうじ)ちゃんがこのほど、自分のお小遣いで購入したマスク500枚を
後輩の園児に寄贈しました。
青兒ちゃんは12月末から1月末にかけ、神奈川県に住む
2人の曽祖母が亡くなりましたが、新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言が発令中で、葬儀に参列できなかったということで、青兒ちゃんは「大好きだった。みんな元気でいてほしい」と話しました。  
12月末、父方の曾祖母がコロナに感染して亡くなりました。
その翌月には体調不良が続いていた母方の曽祖母も亡くなりました。
新型コロナ感染防止のために
会いに行くことができず、1年以上会えないまま、再会を果たしたのは納骨後のお墓参りとなりました。  
青兒ちゃんは「生前に会いたかった」と落ち込んでいましたが、小学校への入学祝いや誕生日祝いとしてもらったお金があることを思い出し、後輩の園児の健康を願って、薬局でマスク500枚を購入し、寄贈することを思いつきました。
購入したマスクは卒園式の前に贈り、青兒ちゃんは「お祝いをくれた人も、ばあちゃんも、いいねと言ってくれると
思う」と笑顔を見せていました。

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