南風原町の金城さん夫妻が12年ぶりの再会をよろこぶ

「南風原町の金城さん夫妻が12年ぶりの再会をよろこぶ」

方言ニュース8月30日(金)放送分。
今日の担当は林京子さんです。
方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。

孤児となり、「マンホールチルドレン」という厳しい境遇から
苦学の末に医師となったモンゴル人女性のネレグイ・ドラムスレンさん(24)歳が
このほど来沖し、南風原町の金城京一郎さんと智子さん夫婦と12年ぶりに再会しました。

ドラムスレンさんは7歳の時に母親が病気で亡くなり、
父親もいなかったために孤児となりました。

氷点下の過酷な環境を生き抜くため、一時はマンホールに身を寄せましたが、
10歳の時、ダルハン市にある児童保護施設「太陽のこどもたち」に入所しました。

そして、2005年、施設の子どもと共に
モンゴルの伝統芸能などを披露するコンサートを県内で開き、
この時、ドラムスレンさんは金城さん宅に滞在しました。

ドラムスレンさんは去年6月から
ウランバートル市の国立病院で産婦人科の研修医として一歩を踏み出しており、
12年ぶりの再会に金城さん夫妻は
「笑顔があの頃のまま。遠い所を訪ねてきてくれてこんなにうれしいことはない。
小さなころから賢い子だった。お医者さんになる夢をかなえて本当に立派」と涙ぐみ、
ドラムスレンさんは「沖縄のきれいな海と、お父さんお母さんにまた会えた。
本当にうれしい」と声を弾ませました。

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