月別アーカイブ: 2019年5月

県内でも物価高騰相次ぐ

人手不足による人件費や物流費の高騰により先月から今月にかけて全国的に食品や飲料の値上げが相次ぐ中、
県内の一部スーパーでも乳製品やサバ缶、大型ペットボトル商品がそれぞれ5%から10%前後値上がりしています。
来月からはカップ麺の値上げが予定されており、
小売り業界は原価の値上がりにより乳製品を使用したドレッシングなどの
加工品も徐々に価格が上がると予想しています。
県内の各スーパーの担当者らはメーカーの値上げに対応せざるを得ないと説明し、
値上げ対象商品の特売日の頻度を減らしたり、
プライベートブランド商品で現行価格を維持するなど対応策を講じています。
10月には消費税の増税も控えていますが、
浦添市内のスーパーで買い物をしていた女性は「普段使うものだから買わないわけにはいかない」と話し、
節約のため特売日などを利用しているということです。
また、那覇市のスーパーで買い物する50歳の男性は
「高いな、お金がもったいないなと思うこともあるが、値上げの要因の一つである人件費が
上がって社会全体の雇用が潤うなら悪いことではない。残念がることではないのでは」と話しました。
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前村 昌健先生「地方財政と沖縄県の振興」(後篇)

「万国津梁」とは、「世界の架け橋」を意味する言葉。
沖縄国際大学で日々どのような研究や教育が行われているのかを発信していく番組です。
5月22日の放送では、産業情報学部 産業情報学科の前村 昌健先生を迎えてお送りしました。
講義タイトルは「地方財政と沖縄県の振興」(後篇)です。
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国際通りでゴミの不法投棄増加

2019年5月22日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

那覇市の商店街や国際通りで
ごみの不法投棄が深刻な問題となっています。

水上店舗の入居事業者でつくるガーブ川中央商店街組合のごみ捨て場には
昨年から組合員以外の事業所ごみや家庭ごみの不法投棄が増えており、
国際通りではタイヤや家電なども捨てられ
観光客らが座るベンチのそばにごみが捨てられたこともあり
那覇市国際通り商店街振興組合連合会は
「この状況が悪化すれば修学旅行生や観光客が来なくなる」と危惧しています。

ガーブ川中央商店街組合のごみ捨て場への不法投棄は
飲食店から出たとみられるごみが多く、
市は飲食店が営業許可を得るために受ける食品衛生講習会で
ごみ回収業者と契約するか自ら処理施設に運ぶよう周知していますが
順守が徹底されていないのが現状です。

4月にごみ捨て場に鍵付きの扉を設置したことにより若干改善しましたが、
扉の前で不法投棄が続いています。

国際通りに不法投棄されたごみは道路を管理する県南部土木事務所が
道路法に基づき撤去を促すシールを貼り、
その後1週間をめどに歩行者らに影響が出ないよう片付けています。

通り会や警察と連携し不法投棄した者を特定して
引き取らせた事例もありますが、
それでも不法投棄は後を絶ちません。

市廃棄物対策課は不法投棄があった場合、
近隣事業所のごみ処理状況を調査・指導しており、
4月18日から5月15日に調査で事業所を訪問した件数は53件に上り
対応に追われています。
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宜野座出身・石井海音介さん ハワイ開催のフラ大会日本予選で優勝

2019年5月21日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の紙面からお伝えします。

3月16日に東京で開催された本場ハワイの国民的なフラ大会
「クィーンリリウオカラニ ケイキフラ コンペティション」の
日本予選大会・男子ソロ部門で、
宜野座村の石井海音介(かいのすけ)さん11歳が優勝しました。

「マスターケイキフラJAPAN2019」の称号を手にし
本大会出場も決めており、
日本予選優勝と本大会出場は県内では初めての快挙です。
海音介さんは、
「とてもうれしい。かなり緊張したが、間違えずに踊れてよかった」
と笑顔で話していました。

ケイキはハワイ語でこどもを意味しており、
リリウオカラニはハワイ王国最後の国王で唯一の女王の名前で
女王は「アロハ・オエ」の作詞・作曲者としても知られています。

海音介さんは3歳から、
母親の優衣さん38歳の指導の下でフラを始め
ステップや指の使い方、二人三脚で練習を積んできた
7年が栄冠をもたらしました。

「大会前の1ヵ月はステップばかりだった。きつかった」
と笑う海音介さんに優衣さんは
「基礎ができていないと意味がない」
と師匠の厳しさをのぞかせていました。

大会では在来のハワイアンソングではなく
優衣さんが沖縄への思いを込めて
作詞・作曲したオリジナルソングを踊り
衣装も県産にこだわり、シャツはフクギ染めで
ズボンは琉球藍染め、
レイはやんばるで採ったシダなどでつくったということです。

本大会はハワイで7月25日に開かれます。
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2019年5月20日 第449回目の放送分です

5月20日 第449回
うちな~噺家、藤木勇人こと志ぃさーが、秋田出身で沖縄文化に詳しいフリーのしゃべり手、佐々木仁子をアシスタントとして迎え、沖縄ヤマトグチと秋田ヤマトグチで番組内の各コーナーを軽妙につないでまいります。 そして定期レギュラーとして神奈川・東京WEBマガジン、ハブコネクションの釣本大漁編集長にも登場していただき、大和での沖縄芸能情報をピンポイントで届けます。
オキナワンドリーム
ゲストは、スクリーブママの新城百恵さんの人生について伺います。
ヤマトde沖縄酒場
(有)具志堅カンパニーを紹介

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JTA代表取締役社長の丸川潔さん

那覇空港の何処かにあると噂のコーラルラウンジに最も相応しいゲストはJTAの社長だと思います。JTAは南西航空時代から那覇空港に大切なお客様をお迎えしてくつろいでもらうための空間を「コーラルラウンジ」として大切にしてきました。そして現在は沖縄羅針盤がその精神を引き継いで「コーラルラウンジ」を毎週日曜日の夕方四時半からオープンさせています。だから、JTAの社長はこの空間に最も相応しい方なんです。
丸川さんは5年の任期を終えて6月からはJALのグループ企業への転任が決まっておられます。
丸川さんに在任中の想い出、JTAへの思い、沖縄への思いを聞きました。特に若手社員のやる気を引き出す! 社員の意識改革に一生懸命に取り組んだとおっしゃっています.
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県が初の大型マグロ「採捕停止命令」

琉球新報ニュース
2019年5月20日(月)
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の紙面からお伝えします。

県は2019年度の大型クロマグロの漁獲量が
県が管理する「知事管理量」の95%となる
108・3トンを超える可能性が高いとして
沖縄近海でのクロマグロの水揚げと
その流通販売を禁止する
「採捕停止命令」を出しました。

効力は18日に発動しており
漁期が終わる7月31日まで
クロマグロの漁獲はできなくなります。

国際的な資源保護のため
本年度の沖縄近海の漁獲可能量が大きく減り
漁期を2カ月以上残して
今期のクロマグロ漁が
終了することとなりました。

県がクロマグロの
採捕停止命令を出すのは
初めてとなりますが
一方で県内漁業者からは
経営の影響を訴え
漁獲可能量の拡大を求める声も
上がっています。

国は太平洋クロマグロの
資源管理に関する基本計画で
2019年度に国の管理する
「大臣管理量」として362・6トンの
国内全体の漁獲枠を設定しており
これと別に都道府県ごとに配分する
「知事管理量」として
沖縄近海では重さ30キロ以上の
大型クロマグロを127・2トン
30キロ未満の小型クロマグロを
0・1トンまでしか
水揚げしてはいけないと制限を設けています。

2018年度4月から7月の
沖縄近海の知事管理量は190トンで
県漁連によりますと
はえ縄漁を中心とした
県内漁業者のクロマグロ漁獲量は189トンで
県による採保停止命令はありませんでした。

クロマグロはIUCN(国際自然保護連合)によって
絶滅危惧に指定されています。
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食堂が地域コミュニティーの場に

与那原町オリオン通り入り口にある「まるはな食堂」では、
朝の登校時間前に「いただきます」の子どもの声が響きます。

おなかと心を満たす手伝いをしたいと、
オーナーの花城勇栄さん(49)歳と、
息子の翔輝さん(31)歳が朝6時から7時半まで、
朝ご飯を100円で提供しているもので、
ご飯にみそ汁、おかずも付きます。
「兄弟が多くてご飯が足りず、給食が楽しみだった」と
幼少期を振り返る勇栄さんは与那原町出身で、
7人兄弟の長男に生まれました。

「空腹だった体験もあって、子ども食堂を開こうと数年前から考え始めた」ということで、
食堂の店長である息子の翔輝さん(31)歳と一緒に、定休日を取らず開店しており、
勇栄さんは「赤字だよ。でも子どもの笑顔を見るのが目的だからこれでいいんだ」と
ほほ笑みます。高齢者向けに割引きメニューも提供もしており、
午後3時からは子どもの勉強室としても開放していることから、
自然と高齢者と子どもたちの交流が生まれます。
「子どもを助けるためには地域の結束がなくちゃいけない。
ここが地域コミュニティーの場になればいい」と話し、
翔輝さんも「地域のためにここまでする父を尊敬している。一緒に頑張りたい」と力強く話しました。

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東京競馬場で沖縄フェス開催

沖縄の食や物産が並ぶ
「おいでよ!美味いよ!春の沖縄フェス2019in東京競馬場」の2日目が12日、
東京都府中市の東京競馬場で開かれました。
琉球新報の沖縄フェアは去年続いて2回目で
この日はジーレースのビクトリアマイルも行われたこともあり
競馬場には去年の沖縄フェアの2日間の5・5%増となる7万6125人が集まりました。
競馬場コース内の特設会場には、ソーキそばやタコライス、石垣牛のステーキなど
沖縄グルメの店が並び、新規の3店を含む14店舗が出店しました。

石垣市出身で、2年連続で出店した南風花食品の仲筋信夫社長は長年、
関東圏を中心に35年にわたって沖縄そばの製麺を続けていますが、
イベントではソーキそばが主流な中、
「ソーキそばだけではなくて『中身そば』もある。いろいろな味があるのを知ってほしい」
と多様な沖縄の食文化の紹介にも力を入れています。
食の出店のほか、レースの合間に特設舞台で
沖縄出身のアーティストらの歌も披露され、ファンが声援を送っていました。

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