方言ニュース」カテゴリーアーカイブ

棚原自治会のウマリトゥイタティで赤ちゃん祝福

2024年2月20日(火)放送分

担当は中川信子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

西原町棚原自治会で、
ミルク加那志の誕生日である
旧暦12月20日の1月30日に
「ウマリトゥイタティ」といわれる
伝統行事が行われ、
去年生まれた赤ちゃん10人の家族や
地域住民らがノロ殿内に集まりました。
5カ月になる伊波成ちゃんは、
母親の梨香さんと2人の姉、祖父母、
曽祖母の7人で参加し、梨香さんは
「去年生まれた子がいっぱいいて、
地域のつながりもありいいなと思う。
3番目の長男で8月生まれ」と話しました。
比嘉猛副会長は、長男の次男の比嘉穂ちゃんと
参加し、「去年の12月29日に生まれ、
ちょうど1カ月。孫はかわいいね」と
目を細め、
「役員になって毎年参加している。
地域の子どもたちの成長していく姿を
見るのは楽しみ」と笑いました。
行事は300年以上続くと言われており、
城間盛順会長は
「ミルク加那志は祭壇に祭られている。
うさぎ年生まれの10人の赤ちゃんの参加
ありがとう」と述べました。
健やかに育ち長く未来が続くように
祈ることに触れて
「棚原は伝統芸能が盛んな地域だ。
ノロ殿内が高台で下に段々と下がり棚状に
なっているから棚原と言われいる。
住んで良かったと皆さんに
思ってもらうように役員一同頑張る」と
あいさつしました。

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県職員平均給与、女性は男性以下

2024年2月19日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

47都道府県が公表した昨年度の
職員給与に関する男女格差の資料を
分析すると、
平均年収は全てで女性が男性を下回り、
半数を超える28府県では
男性の7割台だったことが
このほど分かりました。
女性活躍推進法に基づき、昨年度から前年度の
男女差の情報開示が義務化されており、
全都道府県のデータがそろうのは初めてです。 
共同通信が集計したもので、
平均年収の差が比較的小さく女性が男性の
9割台だったのは香川と東京だけでした。
8割台は12道県で、
沖縄は7割台の73・5%でした。
残る5県は6割台でした。

共同通信の集計は非正規職員を含む知事部局の
数値を対象としていますが、
自治体によって企業局などの職員も
含めた数値を示しているため、
単純な比較はできません。
公表資料によると、男女格差の理由は
「給与の高い管理職は男性が多い」や、
昇給に関わる「勤続年数が男性の方が長い」が
       目立っています。
女性は結婚や出産でキャリアを中断する人が
    多かったことが一因とみられます。
政府は格差の是正に向け、
 女性が育児をしながら
働き続けられる環境の整備や、
女性の管理職への登用を働きかけます。
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沖縄戦時の山中避難小屋再現 羽地展

2024年2月16日(金)放送分

担当は赤嶺啓子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

羽地地域の住民や子どもたちの作品
およそ千点を展示する第8回羽地展が
このほど、名護市の羽地地区センターで
開かれ、
沖縄戦当時、区民らが山中で生活していた際に
使われた避難小屋も再現して展示されました。
名護市青少年育成協議会羽地支部の
メンバー6人が展示会に合わせ、
先月1月下旬から製作を始めたもので、
小屋は入り口側の長さがおよそ2・5メートル、幅およそ1・5メートル、
高さおよそ2・5メートルで、
実物の半分程度の大きさです。
当時の姿をありのままに再現しようと、
羽地地域の山で取れたアシやヨシのほか、
曲がりくねった木材なども使い、
子どもたちが完成に向けた仕上げの作業を
手伝いました。
10歳の女子児童は
「小屋の中は涼しく自然のにおいがした。
戦争から逃げながら小屋を作ったのは
すごい」と感心しました。
小屋の製作は2019年夏以来2回目で、
当時は時間や材料不足で未完成に終わっており、
協議会の男性は
「ずっとひっかかりがあり形にしたかった。
5年ぶりにみんなの
思いが成就した」と完成を喜びました。

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メタボ有病率 沖縄が全国1位

2024年2月15日(木)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

メタボリック症候群=メタボは心臓病や
脳卒中などの重要な病気の原因になります。

メタボは内臓脂肪型肥満に高血糖・高血圧・
脂肪異常症のうち2つ以上の症状が
一度に出ている状態で、
県別メタボの有病率は沖縄県が
全国1位の高率を示しています。

北部地区医師会病院の健診データでも、
男性のメタボと診断された率は30%、
女性では13%と高率でした。

そこで、北部地区医師会病院では
2008年度に受診したメタボでなかった
勤労者2781人を対象に、
12年間にメタボの発生について調査しました。

いろいろな生活習慣のうち、
統計的に有意な関連性を示した項目は、
「朝昼夜の三食以外に間食や甘い飲み物を
摂取している、つまり間食」や、
「人と比較して食べる速度が速い早食い」、
「朝食を抜くことが週3回以上ある=
朝食抜き」などでした。

ある生活習慣があるとメタボ発生率が
何倍になるかを示した指標「ハザード比」は、
朝食抜き、早食い、間食などの生活習慣により
1・19倍から1・26倍に増えることが
明らかになり、
朝食抜き、早食い、間食などの生活習慣改善が
メタボの予防に重要なことが分かりました。

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ダム貯水率低下受けて 中部水源からの取水再開

2024年2月14日(水)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

少雨傾向で沖縄本島内11ダムの貯水率が
低下していることを受け、
県企業局は11日午前、有機フッ素化合物=
PFAS汚染対策で停止していた
中部水源からの取水を
再開したと発表しました。

11日は、嘉手納井戸群で午前9時6分、
天願川で午前9時5分に
それぞれ取水を再開しました。

県企業局の担当者はPFAS汚染への懸念が
高い中部水源からの取水について
「北部のダム水源と希釈し、
北谷浄水場に入る段階でPFAS濃度は
国の暫定指針値、
PFOSとPFOA合計で1リットル当たり
50ナノグラムを下回っている。
高機能活性炭処理でPFAS濃度を
可能な限り低減し、
PFASの測定や発表の頻度も
増やしていきたい」と述べました。

また、
貯水率が50%を下回ったことについて、
企業局の担当者は
「この時期に50%を切るのは、
かなり厳しい状況だ。
県民の皆さまに節水を
お願いしたい」と呼びかけました。

3月上旬からは長田川の取水も開始予定で、
嘉手納井戸群や天願川、
長田川は去年4月から12月の平均で、水源での国のPFAS暫定指針値を
下回ってきました。

北谷浄水場でPFAS除去を施した水は、
那覇市など7市町村に供給されます。

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野國總管の功績語る講演会開催

2024年2月13日(火)放送分

担当は中川信子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

沖縄市のうちなーぐち会はこのほど、
越来公民館で郷土史研究家の
伊波勝雄さんを招き、
「甘藷(いも)と野國總管」の講演会を
開きました。
伊波さんは1605年にイモの栽培法を
中国から持ち帰り「甘藷の父」
「いも大王(ウス―)」と
たたえられてきた地元出身の野國總管の
功績、人物像などを研究し
書籍を発行しています。
伊波さんはうちなーぐちや
軽妙なパフォーマンスを交えながら、
野國總管の指導による栽培の反響を知り
栽培法を県内に広めた産業振興の偉人の
儀間真常との関係や時代背景などを
解説し、
イモが琉球・沖縄の恒常的な飢餓を
救った「命の恩人」であることを
再評価する重要性を強調しました。
特に大飢饉のあった徳川幕府との関わり、
琉球から鹿児島を経由し全国各地で
栽培を普及した人物の業績碑を
訪れたことに触れ、
「イモは当時から戦中、戦後まで
日本の食料難を救った。
イモの恩恵を忘れてはならない」と述べ、県内養豚産業にも大きく寄与したと
指摘しました。
イモ耕作の再興に情熱を傾ける伊波さんに
参加者から「深い歴史があることを知った」「栽培研究の学徒が出てくることを
期待したい」との感想がありました。
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新型コロナ感染者数、定点あたり8・94人

2024年2月12日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

県は8日、先月1月29日から
今月2月4日の間に県内定点医療機関から
報告のあった新型コロナウイルス患者は
483人で、
定点当たり8・94人だったと発表しました。1週間の感染者総数の推計値は
2270人となりました。
入院患者は280人から
352人で推移しています。
県は入院患者数に応じた確保病床数を
0から3までの4段階で定めています。
現在は「段階0」で
平時の対応となっていますが、
入院数が389人以上になると
「段階1」の特別対応に変わり、

協力医療機関30カ所に中等症Ⅱと
重症患者の病床を
合わせて49床確保するよう、
県が指示を出します。
県によりますと、
さらなる感染拡大が予想されるため、
各病院に確保病床を準備するよう
呼び掛けているということです。

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消費拡大狙って泡瀬漁港で日曜セリ市

2024年2月9日放送分

担当は赤嶺啓子さんです。

琉球新報7日付20面の記事から紹介します。

沖縄市漁業協同組合は1月21日、
泡瀬漁港で「泡瀬漁港日曜セリ市」を
開きました。
魚介類の消費拡大を狙った取り組みで、
今回が2回目の開催となり、
普段は仲買人のみが参加できる競りに、
市内外からおよそ80人が足を運びました。
競りには沖縄三大高級魚と呼ばれる
アカジンミーバイやマクブーのほか、
タコやマグロの切り身など300匹が並び、
参加者は売り主のかけ声に合わせて
1キロ当たりの値段を競いました。
開始序盤は消極的だった参加者から、
回を重ねるごとに声が上がるようになり、
最終的にはテンポの早い声が
響くようになりました。
セリ市を企画した組合の仲村渠理事は
「競りの雰囲気と、
おいしい魚を味わってほしい」と述べ、
白熱する会場を笑顔で見守りました。
エビすくいコーナーも設置され、
家族で宜野湾市から訪れた7歳の児童は
「魚がたくさんいて、
楽しかった」と目を輝かせていました。 泡瀬漁港日曜セリ市は毎月第3日曜日の
朝9時から開かれますが、
2月18日はおきなわマラソンが
開催されるため休みとなります。

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石垣タクシー乗務員不足解消へ  「石垣版ライドシェア」4月開始

2024年2月8日(木)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。  

石垣市は5日、市内のタクシー乗務員不足を
解消するため、
第2種免許を持たない一般ドライバーが
タクシーを運転する「石垣版ライドシェア」を
4月から開始すると発表しました。

市によりますと、ライドシェア創設を
表明する自治体は県内で初めてです。

深刻な人手不足から
政府は規制緩和を検討しており、
タクシー会社が一般の人を雇用し、
講習を受ければ自家用車を使って客を
運ぶことが4月から可能となる見通しです。

「石垣版」は自家用車ではなく、
乗務員不足で稼働していなかった
タクシー車両を運行してもらう仕組みで、
市は4月からの開始に向け、
県ハイヤー・タクシー協会八重山支部と
連携し、乗務員募集や講習場所の提供を
支援します。

ライドシェア導入について業界団体の
全国タクシー・ハイヤー連合会は
反対してきましたが、
県協会などの訴えを受けて、
国土交通省に遊休車両の活用を
求める要望書を提出しました。

県ハイヤー・タクシー協会の
大城(おおしろ)直人(なおと)専務理事は「全国的な流れに
乗り遅れたくないということで、
今後もライドシェア導入に関する動きは県内で
増えてくるのではないか」とみており、
中山義隆市長は
「4月から5月の観光シーズンの繁忙期に向け、
乗務員不足を解消したい」と話しました。

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県内でも災害時に使用できるトイレ確保に課題

方言ニュース     
2024年2月7日(水)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

能登半島地震の被災地では
ライフラインの復旧が遅れ、
避難所の衛生環境が悪化する問題に
直面しましたが、
琉球新報の調査で災害時に使用できるトイレの確保が
県内の多くの自治体でも
不足していることが明らかになりました。

全国的にも同様の課題を抱える一方、
不足分を補うためにマンホールトイレの
導入も広がりつつあり、
災害時にマンホールのふたを取り外し、
上に便器を取り付けて排せつ物を下水道に
直接流す「マンホールトイレ」を導入する
市町村が、那覇市や石垣市など
県内で12市町村あることが分かりました。

搬入に時間がかかり、
し尿処理も必要となる仮設トイレに比べ、
マンホールトイレは設置が簡単で迅速に
確保できるという利点があります。

洋式で段差がなく、高齢者や障がい者も
利用することができ、
全国的にも導入が広がっています。

災害時にはすぐに使用できる簡易、
携帯トイレの備蓄が不可欠となりますが、
保管場所や予算などの兼ね合いもあり、
県内ではおよそ8割の自治体が
不足しているということで、
必要回数分すべてを備蓄でまかなうことが
難しい現状が浮き彫りとなりました。

那覇市の担当者は備蓄の不足分を補うために、
「積極的に活用することを
想定している」と話しました。

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