石垣タクシー乗務員不足解消へ  「石垣版ライドシェア」4月開始

2024年2月8日(木)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。  

石垣市は5日、市内のタクシー乗務員不足を
解消するため、
第2種免許を持たない一般ドライバーが
タクシーを運転する「石垣版ライドシェア」を
4月から開始すると発表しました。

市によりますと、ライドシェア創設を
表明する自治体は県内で初めてです。

深刻な人手不足から
政府は規制緩和を検討しており、
タクシー会社が一般の人を雇用し、
講習を受ければ自家用車を使って客を
運ぶことが4月から可能となる見通しです。

「石垣版」は自家用車ではなく、
乗務員不足で稼働していなかった
タクシー車両を運行してもらう仕組みで、
市は4月からの開始に向け、
県ハイヤー・タクシー協会八重山支部と
連携し、乗務員募集や講習場所の提供を
支援します。

ライドシェア導入について業界団体の
全国タクシー・ハイヤー連合会は
反対してきましたが、
県協会などの訴えを受けて、
国土交通省に遊休車両の活用を
求める要望書を提出しました。

県ハイヤー・タクシー協会の
大城(おおしろ)直人(なおと)専務理事は「全国的な流れに
乗り遅れたくないということで、
今後もライドシェア導入に関する動きは県内で
増えてくるのではないか」とみており、
中山義隆市長は
「4月から5月の観光シーズンの繁忙期に向け、
乗務員不足を解消したい」と話しました。

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