82さいの中学生 高嶺小学校で読み聞かせ

2018年7月3日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

戦中・戦後の混乱期に学校に十分に通えず、
82歳になって中学校で学び卒業した
喜納初子さん(86)歳を主人公にした絵本
「82さいの中学生 はっちゃん」の読み聞かせ会が
このほど、糸満市の高嶺小学校で開かれました。

読み聞かせ会では、PTA会長の杉本龍さんが、
戦争の気配が迫り壕造り励んだ日々や、
家庭を支えるために働いた戦後、
そして80歳を過ぎて中学校で生き生きと
学校生活を送った初子さんの物語を、
穏やかな口調で読み聞かせ、
生徒たちは真剣に聞き入っていました。

初子さんは高嶺小学校の前身の高嶺国民学校の出身で、
小学校を訪れた初子さんは
読み聞かせの後、戦争直後を振り返り、
「食べ物もなくて勉強どころではなかった。
学校の先生か看護師になりたいという夢もあったが
かなわなかった。
平和な世では何でもできる。平和が一番大切だ」
とかみしめるように語りました。

生徒を代表して6年生の金城琉衣さんが
「友達がいて勉強ができることが
幸せだということが分かった。
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