豚の血供給停止でチーイリチャーがピンチ!

2017年5月17日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

県北部食肉協業組合=名護市食肉センターが、
法律で定められた食肉処理の方法を取っていなかったとして
県の行政指導を受け、
沖縄の郷土料理「チーイリチャー」=(豚の血の炒め煮)の素材となる
豚の血の出荷を先月12日から停止していることが分かりました。

本島で豚の血を出荷しているのは名護市食肉センターだけで、
出荷再開には、大幅な設備改修や人員の確保が必要となり
再開のめどはたっておらず、
ファンから熱狂的な支持を集める「チーイリチャー」の販売を
中止せざるを得ない飲食店が多数出ており、
地域の食文化に影響を与えそうです。

このうち、チーイリチャーを
日ごろから食する文化が根付く金武町では、
チーイリチャーを販売する12店舗のうちすでに10店舗は
血の在庫がなくなり販売を停止し、
現在販売している飲食店も今月中に在庫がなくなる見通しで、
飲食店や町民からは「お祝い事や行事で
チーイリチャーは欠かせないので困る。
早く再開してほしい」と、悲痛な声が上がりました。

1969年からチーイリチャーを販売する
久松食堂は10日で販売を停止しており、
「一番の看板メニューでお客さんの7割がチーイリチャーを食べる。
早く再開してもらいたい」と、売り上げへの影響を懸念しました。
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