暮らしを支えた女性たち企画展 南風原町文化センター

2017年5月16日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

戦後復興した織物業や、
ミシンで家族を支えた女性たちに焦点を当てた
企画展「暮らしを支えた女性たち~戦後復興した織物業とミシンの活躍」が、
南風原町立南風原文化センターで今月21日まで開かれています。

船舶用のロープを解いて繊維を取った戦後直後の様子や、
家族のために着物から仕立て直した洋服、
現代のおしゃれに取り入れられた伝統的な絣などが、
写真や証言を交えながら紹介されています。

センターによりますと、
南風原町で織物が盛んな喜屋武、照屋、
本部ではミシン仕事も盛んでした。
家で織る出機と、何人もの出機を束ねる織元がいるように、
縫い子と縫い子を束ねる家があり、
「織物を生産する仕組みがあったから、
ミシンも盛んになったのではないか」と指摘します。

授業の一環で訪れた
南風原高校郷土文化コース3年の女子生徒は
「学校で機織をモチーフにした歌や踊りを習うが、
歴史を学ぶ機会はあまりなかった。
機織も初めて体験できて良かった」と話しました。

娘のために作ったワンピースを企画展に提供した
70歳の女性は
「昔はみんな当たり前にミシンを使っていた。懐かしい」
と語りました。
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