画家の正子・ロビンズ・サマーズさん絵画展、ふるさとで開催

2017年9月29日(金)
担当 糸数昌和先生

琉球新報の記事から紹介します。

戦前に遊女(ジュリ)として那覇の辻に身売りされ、戦後は米国人男性と結婚し、
88歳で亡くなった画家の正子・ロビンズ・サマーズさんの絵画展が、
正子さんのふるさとの今帰仁村の村歴史文化センターで開かれており、
油絵や水彩画など、およそ50点の作品が展示されています。

1928年に大阪で生まれた正子さんは2歳の時に沖縄に移り住み、
経済的な理由から2歳から3歳の時に辻に売られました。

戦後はアメリカ軍の売店で働きながら英語を覚え、
1950年にアメリカ人男性と結婚し、
2年後にはアメリカで生活するようになりました。
そして、アメリカで描いた絵を売るなどして生計を立てたほか、
大学で講師として絵を教えるなどし、去年9月、アメリカで他界しました。

正子さんの(68)歳の姪は
「本人はふるさとでの絵画展をを熱望していたが、実現できて良かった。
多くの人に足を運んでほしい」
と話しています。
絵画展は入場無料で、あさってまで開かれています。

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