地魚を使った干物の試食会が開かれる―うるま市―

「地魚を使った干物の試食会が開かれる―うるま市―」
方言ニュース5月19日(木)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

 うるま市はこのほど、うるま市内で水揚げされた地魚を使った
干物の試食会を石川漁業婦人直売店で開きました。
干物は市農水産業活性化アドバイザーの中澤さかなさんの発案で、
市が来年度中にオープン予定の農水産業振興戦略拠点施設で販売する
水産物の目玉商品にする目的で作成しました。

中澤さんは
「沖縄の魚は淡泊で水分が多く、干物に向いている。気候の問題で干物の文化が薄いが、
冷風乾燥機で作ることができる。沖縄のカラフルな魚の干物は県外でも売れるはずだ」
と自信を見せ、試食会ではタマンやガーラ、エーグヮーなどの比較的安価とされる
地魚のみそ漬けや塩干しなどが出されました。

干す時に使う清酒の代わりに泡盛を使ったり、
塩は地元の塩を使用したりと地域に特化した干物にする案もあるということで、
市社交飲食業組合の西銘百合子副会長は
「全部がおいしい。ビールが進むと思う。沖縄の魚はおいしいと思った。干物は保存もできるのがいい」と満足した表情を見せました。
石川漁業協同組合の古謝参事は
「設備や売り方の課題はあるが、今まで価値がなかった魚を
干物にすることで売れるようになると漁業者の利益になるのはうれしい」
と新たな特産物に期待を込めました。
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