沖縄気象台が新しい警報・注意報の発表基準設定

方言ニュース  2014年11月5日(水)
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事からお伝えします。

沖縄気象台はこのほど、
雪や低温に関する警報・注意報を見直し、
沖縄地方に低温注意報と霜注意報の発表基準を設けました。

先月9日から運用しています。

ことし2月、関東甲信地方に降った大雪で、
想定されていなかった場所に雪が積もったことを受け、
気象庁が想定外の事態に備えるため、
全国的に雪や低温に関する警報・注意報を
一斉に見直したことによるもので、
農作物や動物などに著しい被害が予想される場合に出されます。

大東島地方を除く県内全域での発表基準は
最低気温5度以下、大東島地方は3度以下となっています。

大東島地方では過去に3・5度まで
気温が下がった時にも被害が確認されなかったとして、
注意報の発表基準を他の地域より低い3度以下としました。

県内では1963年、
最低気温2・9度を観測した久米島などで霜が観測され、
農作物のみならず、家畜や動物園の象などが凍死し、
宜野湾市で1月の死亡者数が例年より多かったことから、
人体にも影響が出た可能性があるということですが、
気象台では検討できる低温や霜の事例が少ないことから、
今後は運用しながら見直し作業を続けるということです。
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