宮崎マンゴー、県産マンゴーの約3倍の価格

2024年3月4日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

沖縄に次いでマンゴーの生産量が多い宮崎県産マンゴーが、
沖縄県産マンゴーと比べて3倍近くの価格で取引されている現状を、
前門尚美農林水産部長が29日の
県議会2月定例会で報告しました。
議長の赤嶺昇氏への答弁です。

前門部長が引用した東京都中央卸売市場のまとめによりますと、
2023年産マンゴーの1キロ当たりの
平均単価は県産の1552円に対して、
宮崎県産は4415円とおよそ2・8倍の
価格差となっています。

県産マンゴーはボイラーなどを使用しない
無加温栽培が主流で、7月に収穫が集中します。
そのため出荷量が集中し、
単価が低くなる傾向があるということです。

一方、宮崎県は加温栽培により冬春期の出荷を可能にし、
「太陽のタマゴ」としてブランドが確立し、価格を押し上げているとし、
前門農水部長は
「沖縄ブランドの確立と生産供給体制の強化、
多様なニーズに対応できる
フードバリューチェーンの強化などに
取り組んでいる」と述べました。

これに対し、赤嶺氏は
「県は売る方の支援策が全然足りていない。
ブランディングをしっかり行い、
農家の所得を上げていくべきだ」と訴えました。

再生