県内の交通人身事故 12年ぶりに増加

2024年2月28日(水)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

去年、2023年に県内で発生した
交通人身事故が2964件と
12年ぶりに増加し、
このうち飲酒絡みの事故は82件で
3年連続で増加していることが
県警のまとめで分かりました。

去年は飲酒運転の年間摘発件数も1154件と
5年ぶりに増加に転じていて、
コロナ禍による行動制限の緩和の影響と
みられます。

県警は重大事故につながる飲酒運転の増加に
警鐘を鳴らしています。

県警のまとめによりますと、 
去年に発生した交通人身事故2964件は
前の年に比べて186件増えました。

このうち飲酒絡みの事故は82件で、
20年のおおよそ2倍になっています。

去年は、飲酒絡みの死亡事故も前の年度から
2件増え5件発生しました。

5月には、国頭村の国道58号で
男が飲酒運転していた軽自動車が対向車線に
侵入して原付バイクと衝突する事故により、
バイクを運転していた70歳の男性が
死亡しました。

市町村別の摘発場所では那覇市が134件と
最多で、次いでうるま市の120件、
沖縄市の99件と続きます。

男女別では男性が991件と
全体のおよそ85%を占めました。

県警交通部は「2日酔い運転を含め、
飲酒運転の危険性や飲酒絡みの事故に伴う
代償の大きさを自らの問題として受け止め、
強い意志で防止に努めてほしい」と
呼びかけています。

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