本島内貯水率低下に県、強い危機感

2024年2月5日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

少雨傾向が続き、沖縄本島内11ダムの
貯水率低下が続いています。
先月1月31日午前0時の貯水率は53・6%で、
平年値に比べ24・6ポイント低く、
節水の呼び掛けが始まりました。
貯水率は3日で1%ずつ下がっており、
このまま少雨が続けば、今月2月10日前後に
50%を下回る見通しで、
県企業局は強い危機感を抱いています。
企業局は、有機フッ素化合物=PFAS対策で
中部水源からの取水を停止していますが、
今後も貯水率が下がり続けば取水の再開を
視野に入れて対応する方針です。

玉城デニー知事はきのうの定例記者会見で
「渇水状況が悪化した場合には、
取水の再開を検討せざるを得ないのではと考えている」と話し、
取水を再開するタイミングについては
「沖縄渇水対策連絡協議会などの意見も
踏まえながら検討することになる。
どこからというのは、今の段階では
まだ判断できない」としました。
ただ、中部水源に加え
最もPFASが高濃度で検出されている
比謝川からの取水を再開した場合でも、
ダム貯水率は1日当たり
0・314%程度のみ減少するとされ、
まとまった雨が降るまでは
節水が不可欠となります。

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