辺野古埋め立て 南部からの採取許さない

 方言ニュース   
2021年2月17日 水曜日
きょうの担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さんと
「平和を求める沖縄宗教者の会」はこのほど、県庁記者クラブで記者会見し、
名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立て土砂を、沖縄本島南部から採取する計画について、「政府の暴挙だ」と批判しました。
沖縄防衛局が県に提出した工事の設計変更申請によりますと、糸満市と八重瀬町からは県内土砂調達可能量の
7割に当たるおよそ3200万立方メートルを調達します。
南部地域は沖縄戦跡国定公園に指定され、自然公園法で開発が規制されていますが、
糸満市米須では、土砂採掘業者が法律に基づく開発の届け出を出さないまま開発に着手し、
県から指導を受け、今年1月に届け出を提出しています。
宗教者らは会見の前に県に対し、南部地域で遺骨収集に着手し
現在の土砂採取を中止することと、乱開発や環境破壊の中止を求め、
自然公園法で風景保護のため知事が開発行為を禁止できる条項の適用を求めました。
具志堅さんは土砂採取に反対の意思を示すため、近くハンガーストライキを行うということで、
「戦没者の血を吸い込んだ土砂を埋め立てに使うのは人道上、間違っている。
遺骨を助けてほしいと呼び掛けるつもりだ」と話しました。
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