語学を生かして「消防通訳官」活躍!

2019年7月11日(木)
担当 上地和夫先生

琉球新報の記事から紹介します。
語学を生かして救助を行う「消防通訳官」が活動の場を広げています。
消防通訳官は、近年増加の一途をたどる外国人観光客によるレンタカーの事故などでの救急搬送に対応しようと、
東部消防組合消防本部が県内で初めて取り組んだもので、
活動は去年から始まり、現在は10人の署員が英語や中国語を生かして救助に当たっています。
現場では一目で消防通訳官だと分かるように「English」「中文」と書かれた黄色いベストを着用し、
今では電話での通訳も担当するなど、語学を生かした救助の輪が広がっています。

中国語を使って救助を担当する金城綾香さんと浦崎直力(なおちか)さんは、
2018年4月に南風原町で起こった台湾人観光客5人が乗ったレンタカーとトラックとの接触事故の現場に出動しました。
傷病者のけがの確認のほか、台湾人観光客とトラック運転手や
レンタカー会社とのやりとりの間にも入って通訳しました。
金城さんは「言葉や文化が違うと、事故の当事者のどちらもパニックになってしまうけど、
言葉が通じると安心してもらえる。まずは安心してもらうことが救助の第一歩だと思う」と話しました。
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