「 臭み抑制、ハーブヒージャー 」

方言ニュース8月9日(木)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

南城市玉城でヤギの多頭飼育をしている「糸数カプラファーム」と
南城市地域雇用創造協議会が、共同で「ハーブヒージャー」の開発に取り組んでいます。
ヤギ肉が苦手な人や、観光客にも親しんでもらえるように、
飼料にハーブを配合してヤギ独特の臭みを抑えているのが特徴です。

飼料に配合しているハーブはヨモギ、ノニ、ウコンの3種類で、去年9月から
ハーブ配合の飼料をヤギに与え始め、今年2月に肉質のデータ解析結果を出したところ、
疲労回復に効くとされるアンセリンや、肝機能を高めるタウリンなどの数値が
通常のヤギ肉より高く検出されているということで、
「スポーツ選手に向いている」と手応えを感じています。

現在は解析結果を参考に、ハーブの配合方法を変えるなど、
さらなる肉質改良に取り組んでいます。
また、ヤギ肉はイスラム教徒も食ベられるため
オリンピック選手村での提供も目指し、メニュー開発の取り組みを進めています。
糸数カプラファームの仲村代表は
「『なんじょうハーブヒージャー』をいろんな人に食べてもらいたい。
成功すれば、他農家とも情報共有して市内でブランド化を図りたい」
と話し、協議会と共に市内農業の活性化も目指しています。

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