無人島アドベンチャーキャンプでサバイバル生活

渡嘉敷村で、毎年恒例の「無人島アドベンチャーキャンプ」がこのほど行われ、
小中学生の男女24人が無人島でのサバイバル生活にチャレンジしました。
国立沖縄青少年交流の家が主催したもので、
東京から石垣島までの応募者から24人が選ばれました。
初日は顔合わせや無人島生活についての心得などについて学び、
2日目はおよそ5キロを大型のサバニを漕いで無人島に上陸しました。
携帯電話から離れた無人島の生活では、
2班に分かれてトイレ造りから始まり、捕獲した魚などをさばき、
持参した水、米などを使い、造った石窯でまきを集めて自炊しました。
砂浜にビニールシート1枚の寝床で、波音やヤドカリの立てる音を聞きながら眠り、
「不便」「不足」「不自由」の厳しい生活環境に耐えました。
中学2年の男子生徒は
「タコを捕まえて刺身にしておいしかった。つらい時は仲間同士で励ました」と誇らしげに話し、
別の中学2年の女子生徒は
「楽しかった。自然、家族、仲間への感謝の気持ちが強くなった」と笑顔を見せました。
スタッフの40歳の女性は
「仲間同士でけんかもするけど、すぐ仲良くなった。限界に挑み子どもたちは大きく成長した」
と語りました。

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