「糸満市公設市場を建て替え」

「糸満市公設市場を建て替え」
方言ニュース4月12日(水)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

糸満市は今年夏ごろ、老朽化している公設市場を
「糸満のくらし体感施設」に建て替えます。

市民の台所としての市場に伝統文化を体験できる観光の要素も取り入れ、
海人の街から食、旧暦文化まで糸満を体感できる施設に生まれ変わります。
一部を7月に解体して9月に着工し、来年度初めのオープンを目指します。

衣料品などが入るB棟とC棟は6月まで営業し、
精肉鮮魚店が入るA棟は通常通り営業して、
施設完成後には駐車場として整備します。

市によりますと、現在、70代の人を中心におよそ30店舗が営業中ですが、
高齢で閉店する人も多く、新しい施設での継続は4割の見込みだということです。

新しい施設は28店舗で、駐車場は45台駐車可能で、
精肉鮮魚や野菜の相対売りの市場体験ゾーンをメインに、
かまぼこなどの地元産品加工販売、飲食、草木染めなどの体験ができる
多目的室や調理室を完備した伝統文化の4つのゾーンに分けました。

およそ150席の屋内イベント広場の他、
屋外にも広場を設置し、7月から入居店舗を公募する予定です。

市中央市場商店会の赤嶺事務局長は
「建物は変わっても市場の人たちの心意気や精神を残し、
みんなで協力して市場とその周辺を盛り上げていきたい」と話しました。

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