池間島の若者支援奨学金、第1号となる若者へ

2018年4月11日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

NPOいけま福祉支援センターはこのほど、
池間島の若者を支援するために創設した
「池間すでぃがふう奨学金」の贈呈式を
宮古島市の池間島離島振興総合センターで開き、
奨学生第1号としてこの春から那覇市内の
専門学校に通う與那原愛理さんに
奨学金30万円が贈られました。

與那原さんは1歳のころに母親を亡くし、   
天ぷら屋を営む祖父母に育てられてきました。

式には祖母のサヨさんも駆け付け、
與那原さんから「おばあには感謝してるよ。
2年間離れるのは寂しいけど、
帰ってくるまで頑張ってね」と声を掛けられると、
「私の孫がこんなに素晴らしい奨学金を
受けられて、夢みたい」と語り、涙を拭いました。

與那原さんは動物保護関係の仕事に就くことを目指し、
訓練士の資格取得のために専門学校に通うということで、
会場に集まったおばあたちが温かく見守る中、
涙ながらに感謝し、「夢をかなえます」と誓い、
「たくさんのことを身に付けて、
自分の描いている将来像に少しでも
近づけるように頑張りたい」と決意を見せました。

奨学金はセンターが2014年から発行を続けている
カレンダーの売り上げを財源に、
返済義務のない給付型となっています。
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