糸満市の壕で修学旅行生が沖縄戦当時の銃剣を発見

方言ニュース  
2016年10月3日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

糸満市の轟の壕でこのほど、
修学旅行で沖縄を訪れていた
長野県佐久市の佐久平総合技術高校2年の
小山寛至さんが沖縄戦当時の物と
思われる銃剣を発見しました。

小山さんは「調査は終わっているものだと
思っていたので、本当にびっくりした」と
驚いた様子で話し、
壕を案内した
県観光ボランティアガイド友の会の
池間会長は
「20年平和ガイドをしているが、
こんなことは初めてだ。
戦後71年たっても沖縄戦はまだまだ
終わっていない」と語りました。

池間会長よりますと、
小山さんたちが入った場所は当時の
島田叡知事らが使用し、
島田知事らが出た後は、
日本兵が使ったということで、
小山さんが壕の中で説明を聞いている際、
足元の突起物に気付き引っ張ってみると
刀が出てきました。

長さ50センチほどの銃剣で、
柄の部分はさびて石化していますが、
剣の状態は良く、
刃の側面には溝も残っています。

小山さんの母方には沖縄戦で戦死した
親戚がいるということで、
「小学校6年生の頃、親戚の話を聞き、
沖縄に関心を持った。どんな状況で
戦争が行われたのか学び、平和の礎で
名前を捜したい」と話しました
再生