ハワイ移民の高江洲さん うちなーの絆かみしめ先祖の墓参り

方言ニュース  
2016年9月26日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

移民としてハワイに渡った親類の墓や
親戚を訪ねるため、現地を訪れている
浦添市の高江洲福枝さん(68)歳が
現地時間の24日、
ハワイ島のヒロ市で長年の夢だった
先祖の墓参りをかなえました。

2年前に他界した夫の祖父の弟である
仁王さんの孫の高江洲マイルズさんと
初めての対面も実現し、
手元にあった墓の写真を手がかりに、
現地の場所が特定され、途絶えていた
親戚とつながり、福枝さんは
「とても感動した」と、海の向こうの
ウチナーの絆をかみしめました。

ハワイ出身で、読谷村の日系3世の
瀬分コリン善久さん(44)歳を通し、
ハワイの県系人らから高江洲家の墓や
親戚の情報を得たもので、
沖縄ハワイ協会も尽力しました。

福枝さんは、23日には、マイルズさんと、
瀬分さんの友人の
金城ロバートさん(46)歳らに
空港で出迎えられ、
市内のアラエ墓地にある仁王さんらが
眠る墓を訪れた際には、
顔を覆い涙を流していました。

高江洲家は沖縄戦で7人の家族を
失ったということで、
福枝さんは、1910年代に移民した
仁王さんと仁王さんの弟の嘉真さんの
家族が気になり、
「ハワイにいる家族の広がりを見たい」と
10年以上前からハワイ訪問を
望んでいました。
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