2016年8月23日(火)放送分
担当は伊狩典子さんです。
琉球新報ニュースです。
中城村の佐久本清さん(74)歳は
画面の歌詞を見ながら童謡を歌える
DVD「テレビ童謡・愛唱歌詞集」を作り、
「大勢で一緒に楽しく歌うことで、認知症予防にいい。
多くの人に利用してもらいたい」
と張り切っています。
佐久本さんは以前、西原町で映像制作の仕事をしており、
10年ほど前にデイサービスの施設を訪れた際、
お年寄りたちがテレビに夢中になっているのを見て、
このDVDを思いつきました。
DVDは童謡や愛唱歌、沖縄民謡を中心に
全部で120曲が入った2枚組で、
テレビ画面いっぱいに
大きな文字で写る歌詞の全体を見ながら歌うことができ、
全部が画面に写るため、歌詞集を配る必要がないということです。
佐久本さんは
「ものすごい時間がかかり、途中でやめようかと思った」
と振り返りますが、出来栄えには満足げで、
現在は福祉施設などを回り、無償で提供しています。
佐久本さんには、
歌うことでお年寄りに元気になってもらいたいとの願いとともに
童謡を守りたいとの思いもあり、
「子ども時代に歌った童謡が、
次第に歌う人がいなくなり、消えつつある。
童謡や沖縄のわらべ歌を守り、児童文化を残していきたい」
と話しています。