久米島産のハブ革を使った財布や名刺入れなどの革製品を発表

「久米島産のハブ革を使った財布や名刺入れなどの革製品を発表」
方言ニュース6月9日(木)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

南風原町の県産ハブの革製品などを製造・販売する会社がこのほど、
久米島産のハブ革を使った財布や名刺入れなどの革製品を発表しました。

ハブの皮は県外のヘビに比べ耐久性が弱く、
加工が難しいとされてきましたが、この会社は独自の技術で、
ハブ皮の「なめし」加工に成功し、2008年から
沖縄本島産のハブ革を使った革製品を製造・販売しており、
今回は経済産業省の地域資源活用事業を活用して、およそ1年かけて開発しました。

素材に使うハブ革は駆除されるハブを活用するもので、
1年間に久米島で駆除されるハブはおよそ2千匹から2500匹です。
久米島産ハブは沖縄本島産と違い、
皮の中央部分に模様が集中しているのが特徴で、
気品あふれる品に仕上がっており久米島町とともに、
島の新たなブランドとして「久米島産ハブ革製品」を売り込む考えです。

会社の代表は「民芸品としてではなく、嗜好品としてハブ革製品を位置付けたい」
と話し、久米島町の大田町長は
「ハブ皮の製品を持つと運気が上がる。わたしも名刺入れを持っている」
と太鼓判を押しました。

久米島産ハブ革製品はこの会社の工房兼店舗や久米島町のホテルで販売されており、
インターネットによる販売も予定しています。

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