分区60年を記念した「東区60年のあゆみ」発刊

方言ニュース  
2016年5月2日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

本部町東区が分区60年を記念した
字誌「東区60年のあゆみ」をこのほど、
発刊しました。

戦後の混乱から復興と共にあった
東区の歴史を写真やイラストで
紹介しています。

編さん委員の根路銘国文さん(79)歳は
「東区の歴史は町の復興の歴史と重なる」
と思いを込めました。

東区は1946年2月に
渡久地区から分区し、
現在の町役場敷地である本部国民学校の敷地を中心に発展しました。

編さん委員の田中英治さん(80)歳は
「当時の東区は合衆国だった。
南洋からの引き揚げ者や
一時的に住んでいた人たちが
みんな協力して住んでいた。
助け合いの心がある」と振り返ります。

また、おはじきやお手玉など、
昔の遊びなどは編さん委員の
玉城米夫さん(84)歳がイラストで示し、
「生活の移り変わりを今の子どもたちに
知ってほしい」と思いを語りました。

字誌は編さん委員会発足から10年越しの完成となりましたが、
根路銘国貞区長は
「東区はほかの区と比べて
まだ生まれたばかりの区。
若い人や子どもたちにも東区の歴史を知ってもらえれば」と
次世代への継承に期待していました。
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