旧川崎会館が単身者向けアパートへ

2016年2月24日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

川崎沖縄県人会は神奈川県川崎市に所有してい
た旧沖縄青少年川崎会館を建て替え、
単身者向けマンション「オリオンスター」を完成させました。

鉄骨づくり3階建てで、部屋数は23室、
総事業費は2億4500万円です。

県人会関係者には敷金・礼金を無償にするなど優遇します。

また、収益を活用して、
県出身者を対象にした奨学金創設も検討しており、
県出身者が就職などの足掛かりにした会館は、
生まれ変わって沖縄の若者支援に生かせそうです。

旧青少年会館は1963年、
沖縄から就職活動や進学で上京した若者が
一時的に滞在する施設として建てられ、
協同炊事場や食堂があり賄い付きで、
首都圏に拠点のない県出身者に重宝がられました。

しかし、施設の老朽化や設備不足などで年々入居者が減り、
近年は維持費がかさんで赤字が続いたことから、
県人会は敷地を所有する川崎市から敷地を購入し、
一時宿泊所ではなく、一般のアパートとして活用することにしました。

県人会の比嘉会長は
「家賃収入が県人会の安定財源につながる。
建設費の返済以外に生じた収益は会員旅行の援助などに充てるほか、
県出身者への奨学金ができないか相談している」と話しています。
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