宮古島の城辺地区でイノブタ農作物被害

2016年2月3日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

宮古島市城辺地区の北海岸地域で、
野生化したイノブタがサトウキビをかじるなど
農作物に大きな被害が出ているとして、
西城学区の自治会長らでつくる西城学区総務会はこのほど、
宮古島市農林水産部に対し、速やかな駆除対策を要望しました。

市によりますとイノブタは本来宮古島にはおらず、
農家が家畜として飼育していたものが
逃げて野性化したとみられます。

総務会のメンバーらは
「一昨年は長北地域の被害が目立っていたが、
被害地域が急速に拡大している」と指摘し、
「大きな足跡と小さな足跡があり、親子の可能性がある」と
繁殖が進み、これ以上被害が拡大することに危機感を示しました。

一方、市は駆除事業でこれまでに
11頭を捕獲したことを明らかにし、
「発生報告が多く、繁殖しているようだ」との認識を示した上で、
現状の駆除事業では捕獲に限界があるとして、
「石垣の猟友会からも協力していいという話がある。
予算面も検討し、対応したい」と語りました。
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