伊江村で阿波根昌鴻さんの写真展が開催

方言ニュース  2015年3月4日(水)
担当は上地和夫さんです。

琉球新報ニュースです。

故阿波根昌鴻さんが村民の日常や表情を写した写真展
あの頃の伊江島写真展~人々と風景」が
このほど、伊江村の農村環境改善センターで始まり、
訪れた村民らは、写真を通して「最会した」家族や友人の
姿を懐かしそうに見入っていました。

写真展は反戦平和資料館「ヌチドゥタカラの家」の
開館30周年を記念して企画されたもので、
1956年から1961年のカメラが
貴重だった時代に撮影されました。

来場した名城郁枝さん(57)歳は
若い頃の母親や兄弟の写真を初めて見たということで、
「自分が生まれていない頃の母や
兄に対面することができてうれしい」と涙ぐみ、

ヌチドゥタカラの家の謝花悦子館長は
「反響に驚いている。写真展を開いた意義があった」と語りました。

また、写真展を企画した琉球大学の
小屋敷琢己(こやしきたくみ)准教授も展示会に訪れ、写真を解説しました。
小屋敷准教授は
「写真から、阿波根さんが楽天的で
人が好きな性格だったことがわかる。
とてもいい写真だ」と評価していました。
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