宮古島マリンターミナル解散視野に検討

方言ニュース  2014年2月11日(水)
担当は上地和夫さんです。

琉球新報ニュースです。

宮古島市などが出資する第三セクター、
宮古島マリンターミナルはこのほど、
臨時の取締役会を開きました。

市が設置した第三セクター等経営検討委員会の
議論の結果、経営再建や会社更生法の適用が難しく、
会社を整理する以外ないとの結論が報告されたということで、
市などは、会社解散を視野に検討を進める方針です。

マリン社は20億円を超える累積赤字に加え、
伊良部大橋の開通により、海の玄関口としての役割も低下し、
伊良部島行きフェリー会社の事務所などのテナントが撤退するなど、
減収が予想されるため、
市などは「経営は厳しくなる」との見通しを示しました。

この日は各委員が持ち帰って
検討することになりましたが、
収益改善への見通しは立たず、
検討委員会が解散を視野に
議論を進めることになりそうです。

社長の宮古島市の下地市長は取材に対し、
「検討委員会から厳しい報告が出た。
報告を真摯に受け止めて対応したい」と語りました。

また、伊良部大橋の開通により廃止されたフェリーの船長は
「寂しさ半分、肩の荷が下りてほっとしたのが半分だね」と背筋をピンと
のばしたままつぶやいていました。
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