2014年12月16日(火)放送分
担当は伊狩典子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
北中城村安谷屋にある
空手の上地流アゲダ女性道場で、
北谷町吉原の町田常子さん(75)歳が
4段の昇段試験に合格しました。
幼少のころから空手を志していた常子さんは、
20代の時に初めて空手道場に
入門を願い出ましたが、
当時、女性への門戸は狭く、断られました。
以来、琉舞に打ち込みつつも
空手に対する思いは募るばかりでしたが、
女性だけの道場があることを知り、
「最後の習い事」と決め、63歳で入門し、
「強くなるより、体を鍛える」を主眼に置き、
稽古に取り組んできました。
常子さんはこれまでの12年間、
水曜日と金曜日に行われる稽古に
欠かさず通い、鍛練を重ねてきましたが、
入門時の年齢もさることながら、
75歳での昇段も極めてまれで、
同門の門弟たちも快挙をたたえています。
常子さんは
「好きでやってきた。
休みたいと思ったことはなかった。
おかげで足腰は今も丈夫。
体力もつき、風邪をひいたこともない。
このまま元気を維持したい」
と話しています。