方言ニュース
11月20日 放送分
今日の担当は伊狩典子さんです。
勉強会 “第3回 伊江島を巡る” が開かれる
琉球新報の記事から紹介します。
伊江村の歴史や現状を深く学ぶための勉強会
『第3回伊江島を巡る』がこのほど開かれました。
村内のわびあいの里が民泊受け入れ民家にも役立ててもらおうと開いたもので、
伊江島考察史の現代語訳に携わり、那覇市歴史博物館古文書解読員の
川島淳さんが講師を務め、「伊江島ミステリーツアー」と題し、戦跡や歌碑、
水にまつわる土地など13カ所を巡りました。
このうち、戦争遺跡として当時のまま残されている公益質屋跡では、
戦後小学1、2年生がこの場所で勉強したとの説明があり、
参加者の一人が
「“青空教室”としてここで学んだ。民泊の生徒を案内する時、
『おばぁはここで勉強したよ』と話している。」と証言しました。
また、戦前のかやぶき屋根の民家が復元されたアハンニフムイ(赤嶺小堀)では、
偶然にも住民の78歳の男性にも出会い、
「この場所は池だった。牛も豚も人もみんな泳いだ。」
などの証言を聞きました。
民泊を受け入れている安里正春さん(76歳)は、
「新しい発見があり、大変勉強になった。村史を見直し、学んだこと生かしたい。」
と話していました。