方言ニュース 2014年10月1日(水)
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事からお伝えします。
戦後、沖縄市の発展をけん引してきた
「沖縄市銀天街商店街振興組合」が、
きのう付けで解散しました。
既存の商店街の法人組織の解散は、
日本復帰後の県内では初めてです。
顧客の減少による売り上げの激減、
組合員数の減少など時代の流れには逆らえず、
銀天街の前身となる「十字路市場」通り会の創立から数え、
62年の長い歴史に幕を閉じました。
今年度に入って合わせて38店舗の
組合員のうち、およそ半数が赤字経営や
売り上げの減少を理由に組合費の未払いが生じ、
組合解散の是非を問うアンケートを6月に実施したところ、
7割が解散に賛成したため、
組合は運営を支える組合費の回収は困難だとして、
先月26日に臨時総会を開き、解散を決めました。
各店舗の営業は通常通り継続されます。
島袋喜孝理事長は
「時代の変遷で商店街から客が離れて
売り上げが激減した。
組合費の支払いが困難な店舗も多く、
組織の存続が難しくなった」
と話しました。
組合の若者を中心に手掛けてきた
「銀天街まつり」や、生涯学習の場となる「銀天大学」の今後の運営は
決まっていないということです。