兄から受け継いだランドセルで小学校卒業

2024年3月26日(火)放送分

担当は中川信子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

12年間お世話になりました。
那覇市立安謝小学校の宮城遥希さんが、
兄の心輝さんから受け継いだランドセルを
使い続け、小学校を卒業しました。

遙希さんは目標だった皆出席も達成し、
「小学校に入学した時からお兄ちゃんから受け継いだランドセルを
最後まで使い続けたいと思っていた。それがかなってうれしい」と語り、
少しくたびれたランドセルに感謝の思いを込めました。

遙希さんは4人兄弟の3男で、
6年前にちょうど安謝小を卒業した次男の心輝さんから
ランドセルを受け継ぎました。

何度か糸がほつれたり、布が破れたりしましたが、
そのたびに母親が補修しました。

遥希さんは県内屈指の卓球選手で、
今月3日に行われた県小学生大会では
高学年の部個人で優勝しています。

学校生活では児童会の運営委員を務め、
ちょっとした得意技などを披露し合う「自慢大会」を企画したり、
能登半島地震への寄付を呼びかけたりしました。

遥希さんは4月から安岡中学校に進学し、
中学でも卓球を続ける予定ですが、
将来の夢は医師になることで
「小5の時にけがをした時に治療したくれた医師との出会いで、
スポーツでけがをした人がまた活躍できるよう手助けしたい」
と語っています。

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