本土の感染確認で県がはしか警戒

2024年3月25日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

東京都や奈良県などで、感染性の強い麻しん=
はしかが確認されたことで、
二十数年前に乳幼児9人が命を落とした
大流行を経験している沖縄は
警戒感を強めています。
感染対策の要になるワクチンの接種率は
全国最下位で、
集団発生のリスクがある現状に、
県立中部病院感染症内科の椎木創一医師は「既往歴を確認し、必要ならワクチン接種を
検討してほしい。
1歳からしか打てないため、
妊娠の予定がある人は赤ちゃんを抗体で
守るため妊娠前の接種を勧める」
と呼びかけています。

はしかは感染後およそ10日間の潜伏期間を
経て高熱や風邪症状になり、
ほほの粘膜に灰白色の小斑点が現れます。
空気感染で広がるトップクラスの感染力で、
医療用のマスクでも防げないということです。
県内では1999年と2001年の流行で
3500人以上が感染し、
脳炎や肺炎で乳幼児9人が亡くなるなど
「発展途上国並みの被害」と言われました。
椎木医師は「ワクチンを2回接種すれば
   り患する可能性を95%減らせる。
未接種者が多いほど
大規模な流行につながるため、
自分と周囲を守る対策を
とってほしい」と語りました。

再生