「可能性にふたをしないで」 今井さん、島を旅立つ中3に講演

2024年3月5日(火)放送分

担当は中川信子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

一般社団法人おきなわ離島応援団の理事長で、
著書「ウミンチュの娘」の著者の
今井(いまい)恒子(つねこ)さんがこのほど、
伊平屋村立伊平屋中学校を訪れ、
「自分の可能性にふたをしないで。
頑張ったら応援してくれる人が現れる」などと、
高校進学で親元を離れる3年生にエールを送りました。

今井さんは、石垣島出身で八重山高校卒業後、2001年にIT企業を設立しました。
講演会で今井さんは、自身が中学生の時に、
漁師だった父が復帰前に社会問題化していた「ダイナマイト漁」で逮捕されたことを
きっかけに本を出版したいという夢を持ったと話し、
「およそ40年後に本を出版することが
できた。諦めずに夢を持ち続けることが大切」と講話しました。

また、入社した会社が2社続けて倒産した実体験を語り、
「その時は不幸だと思ったが、
その経験があったからこそ今がある。
つらいことがあっても乗り越えることが大事だ」と話し、
「親元を離れて生活した時にホームシックになったが、
自分で自分を励まして乗り越えた。
会社設立時には多くの人に支えてもらった。
人との出会いが大切だ」とメッセージを伝えました。

今井さんは村内の中学3年生全員と
図書室などに著書の
日本語版と英語版も贈呈しました。

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