タマネギが高騰

2022年5月16日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

食卓に欠かせないタマネギの価格が、
生産地の不作などにより高騰しています。
沖縄協同青果によりますと、
タマネギ20キロの取引価格は
通常2千円から2500円ですが、
昨今は5500円程度と
2倍以上になっています。
先週は一時的に1万円にまで跳ね上がり、
小売価格にも影響しています。

家計を直撃する状況が長引く中、
「高くて手が出せない」
「献立の幅が狭まった」など、
消費者からは悲痛の声が漏れ聞こえます。

タマネギの高騰は去年の秋以降続いています。
主な原因は全国生産量の65%を占める
北海道が去年、記録的な干ばつと
高温に見舞われ農作物が不作となり、
全国的に引き合いが強まったためで、
長期化する新型コロナ禍の影響で
中国などから輸入品が入ってこないことも
価格を押し上げている要因です。

沖縄協同青果野菜部の野原文彦部長は、
新型コロナの影響で外食産業や
学校給食の需要が例年より少なかった分、
値上げ幅は2倍程度まで収まったとして
「社会活動が通常に戻っていたら
もっと高くなっていたはずだ」
と分析し、最近は佐賀を中心に
九州産の流通が活発に動き出してきたとして
「6月には例年並みの価格に戻るだろう」
との見通しを示しました。

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