ゼロ校時の見直しを

2022年5月12日(木)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

多くの県立高校で実施されている早朝講座、
通称ゼロ校時の在り方を見直すよう、
県教育委員会が今年3月に全高校に
依頼文を出していたことが
おととい、分かりました。

早朝講座は学力向上を目的に、
1986年に開邦高校が
ゼロ校時として取り入れて以来、
多くの学校で実施されており、
PTAが学校に依頼する形で
実施している教育課程外の授業で、
報酬はPTAから出ており、
学校によって全員参加制や希望制、
特進クラスだけの実施など違いがあります。

一方、県教委員会が見直しを求めた背景には、
今年度から実施されている
新学習指導要領があります。
「主体的・対話的で深い学び」の
実現が求められていて、
自分に合った学び方の確立を目的としており、
「必要に応じて保護者や職員、
生徒の意見を聞くなど、
関係者の理解を得た上で実施するように」
と記されています。

早朝講座だけで年間最大およそ300時間の
確保が可能となりますが、
早朝の登校や受講に負担を感じている生徒や
保護者がいる一方、希望して受講する生徒も多くいます。

県教委員会は
「将来的に、教師の働き方改革にも
つながってほしいという期待もある」
と説明しました。

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