新城正一さんの歌探して

2022年3月22日(火)放送分

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

軍歌「愛馬進軍歌」の作曲で知られ
35歳で病死した、恩納村出身の作曲家の
新城正一さんが手掛けた作品を
探している女性がいます。

那覇市出身で神奈川県川崎市の
上原紀江さん(75)歳で、
新城さんが教べんを執っていた
福岡県内の中学校の教え子からの情報や
同窓会誌などを頼りに、
福岡や沖縄県内の学校などに問い合わせ、
新城さんを紹介する文献に明記されている曲
以外に5曲あることを確認したということです。

上原さんが新城さんについて
調べるようになったのは、
音楽教諭だった兄が持っていたレコードに
収録されていた八重山農林高校の校歌を
聴いたのがきっかけで、以後、新城さんと
ゆかりがある人たちをたどるようになりました。

新城さんの教え子である
東京芸術大学名誉教授で声楽家の
故畑中良輔さんらが残した記録には、
芸術家として華麗に活躍する
新城さんの姿が描かれていました。

上原さんによりますと、
文献に明記されていたのは
軍歌「愛馬進軍歌」のほか、恩納村歌、
多良間小や恩納小の校歌の4曲で、
上原さんは
「新城先生が長生きしていたら、
大作曲家になっていた。
生前の先生のことをもっと知らせたい」
と語りました。

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