薬物摘発者の数が最悪

2022年1月13日(木)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

去年の県内薬物事犯摘発者数が
226人だったことがわかりました。
これは県警がこのほど発表したもので、
日本復帰後の混乱期を除いた
1975年以降で最悪となりました。

このうち20代が最多の91人で、
未成年の摘発者数は前の年に比べて
17人増の43人に急増するなど、
県内における薬物汚染が深刻化しています。

摘発者を年代別でみると、
最多が20代の91人で全体の40%を占め、
次いで30代の47人、
10代の43人と続きました。
10代の摘発者は、
おととしは26人だったのに対し、
去年は43人と急増しています。
10代摘発者を薬物別でみると、
大麻が36人で最も多く、覚醒剤が5人、
麻薬などが2人でした。

覚醒剤と麻薬などに関しては、
おととしの摘発者はゼロでしたが、
大麻をきっかけに、
より危険性の高いハードドラッグが
広がり始めている可能性があります。

県警は、違法薬物の捜査に当たる人員を
増やすなど、体制を強化していますが、
摘発できたのは「氷山の一角」だということで、
少年事案が急増している状況などを踏まえ、
「県内で違法薬物がまん延している、
と言われても否定できない」
としています。

再生